おんつじの資産育成記~投資信託と米国株で楽にお金を育てる

インデックス投資と米国株の記録。流れに身を任せてお金を増やす。

ひふみ投信 保有銘柄上位からAmazonとVisaが消える 苦戦は続く

ひふみ投信から10月の月次報告書が発表されました。内容を見てみると保有銘柄の上位に変化がありました。

 

 

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Aazon,Visaが保有銘柄上位から消える

ひふみ投信の10月の上位組入銘柄です。

■10月31日時点の組入比率上位

順位 銘柄 比率
1 協和エクシオ 2.1%
2 東京センチュリー 2.0%
3 光通信 1.8%
4 共立メンテナンス 1.8%
5 ショーボンドホールディングス 1.7%
6 コスモス薬品 1.7%
7 ネットワンシステムズ 1.6%
8 リクルートホールディングス 1.6%
9 Microsoft 1.5%
10 アンリツ 1.5%

 

9月は1位はAMAZON、2位はVISAと米国株でしたが、10月の上位銘柄にはありません。米国株は9位にマイクロソフトが入っているのみです。

 

ポジションを下げたのか完全に売却したのかはわかりませんが、Amazonは利益を出せたんですかね。10月はかなり株価を下げましたけど。

 

では、外国株の比率を下げたのかというとそうでもないようです。

■10月31日時点の市場別比率

種別 比率
東証一部 80.7%
東証二部 0.7%
マザーズ 1.5%
JASDAQ 2.6%
海外株 10.5%
現金 4.1%

外国株の比率は9月とほぼ同じの10.5%です。

ひふみ投信は先月の月次レポートで海外の大型株を中・小型株に入れ替えると言っていました。既に入れ替えは行われているのでしょうか?

今回の月次報告では何も触れていませんが、何を買ったのか気になります。

ひふみ投信は10週年。だけど10月は最悪の成績

2018年10月はひふみ投信10週年の記念すべき月でしたが、成績は過去の運用で最も悪いものだったそうです。

 

月次報告書にひふみ投信とTOPIXの騰落比率が載っています。

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ひふみ投信 月次運用報告書より引用

もう少しで年間でもTOPIXに負けてしまいそうです。

ひふみ投信は以前は下落相場時にTOPIXより下げ幅を抑えて、結果的にTOPIXに勝ってきた印象があります。

ですが、最近は下落相場ではTOPIXより下がることが多い感じです。

 

藤野社長は10月の不調な理由を以下のように 語っています。

  • 10月はグロース株よりバリュー株の方がパフォーマンスが良く、グロース株が多く売られた。ひふみ投信はグロース株が多いから成績が悪かった。
  • 10月は小型株が多く売られた。ひふみ投信は中・小型株が多いので成績が悪かった。

2点目の小型株に勢いがないのは10月に始まったことではないと思いますけどね。

 

ひふみ投信は2月の株価急落時は

 「割安の銘柄を仕込むチャンスです」

と自信満々な感じだったんですが、10月の月次報告書では「バリュー株や大型株を増やすかも」と、そこまで強気な姿勢は示していません。

慎重に見極めているのでしょうか。まさか最近の不調で弱気になっているとか?

 

今後の行く末は小型株の勢い次第?

ひふみ投信は234銘柄に投資しています。

日経平均の構成銘柄数より多いのでかなり分散されています。

その中の数銘柄が爆上げしても、他の銘柄の価格で薄まってひふみ投信の基準価格に大きく影響しないでしょう。

 

ということは、ひふみ投信がTOPIX等の市場平均を上回るには、組入れ比率の多い小型株や「サービス業」「情報・通信業」の企業の株価が市場平均を上回るようなお金の流れが発生する必要があるということでしょうか。

投資した企業の成績より、市場の動向に左右されやすいのかな?

 

逆に「コモンズ30投信」とかスパークスの「厳選投資」のような20~30銘柄に絞って投資しているアクティブファンドは、選んだ企業の業績がファンドの基準価格に直結しそうです。こういう銘柄数を絞ったファンドの方が面白いって見方もあるでしょうね。

 

ひふみ投信には踏ん張ってほしい

ひふみ投信は9月に資金流出額が流入額を上回りました。

■ひふみ投信 資金流入出額

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藤野社長のテレビ出演等を機にひふみ投信に飛びついた人が、その後の不調に尻込みして解約してしまったのかもしれませんね。

ここらで踏ん張ってその人たちを後悔させてほしいものです。

私も2016年から買っていたひふみ投信を利確してしまいましたが、そういう後悔なら少し嬉しい気がします。

日本の市場でもしっかり結果を出せるアクティブファンドが存在するってことですし、日本の株式市場も長期投資で継続的な利益を生み出せることの証明になりますからね。

 

 

 私がひふみ投信を解約した理由を書いた記事です。リバランスが面倒なので解約しました。怖気付いたわけではないです。。たぶん。。

www.ontsuji.net

 

ひふみ投信の売却益は新興国への投資資金にするかも

www.ontsuji.net

 

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