おんつじの資産育成記~投資信託と米国株で楽にお金を育てる

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米国株 Visa 2018年Q4決算 せっかくの好決算を世界同時株安が邪魔をする

Visaの2018年第4半期の決算が発表されました。結果としては市場予想を上回る好決算でした。

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皆さんご存知のVisa。クレジットカードを発行している会社ではなく、世界中に決済システムを提供する企業です。クレジットカードの発行会社にはVisaのライセンスを供与しているだけで、Visa自身がカードを発行しているわけではありません。

決済プラットフォームの提供が本業なので、「金融」ではなく「情報技術」セクターの企業になりますね。

そんなVisaは私が保有する個別株の中で最も投資金額が大きい銘柄です。決算を注目せざるを得ません。

 

2兆ドル!の決済で売上、純利益、EPS全て成長

■Visa 2018年Q4の結果

  USD 増減
売上高 54億$ 12%
純利益 28億$ 33%
EPS 1.23$ 37%

売上は12%増の54憶ドル、純利益は33%増の28億ドルでした。純利益、EPSは市場予想を上回る結果です。では、何が売上・利益の増加に貢献したのでしょうか。

まず、Payments Volume =決済された金額が11%増加しています。Visaの決済ネットワークでカード支払いを行うとVisaに手数料が払われます。この支払いの金額が約2.086兆$で前年を11%上回りました。

内訳はクレジットカードが1.171兆$、デビットカードが9,150億$です。

2兆ドル。220兆円ものお金が四半期でVisaのネットワークを流れたってことですか。。。凄い数値ですね。

次にcross-border Volume =  国際取引の手数料が19.63億ドルで10%増加しています。

それから、Data Processing という「プロセシング」事業の売り上げが23.94億ドルで16%増加しました。

プロセシング事業はクレジットカードの発行会社と加盟店の間で行われるカードの決済処理や利用者照会等のデータ処理を行うプラットフォームを提供する事業です。VisaはVisa Netという決済ネットワークを提供しています。この決済ネットワークで処理されたトランザクション数(回数)が328億トランザクションで前年から12%増えています。

年間でも2桁の増益。配当金も増えました。

Visaは9月が1年の締めなので、年間の決算結果も発表されています。

■Visa 2018年の結果

  USD 増減
売上高 206億$ 12%
純利益 103億$ 54%
EPS 4.42$ 54%

年間でも安定してますね~。純利益は減税の影響があると思いますが、調整後の純利益も29%増加とあります。

配当金も19%増加し、1株当たり0.25$になりました。

ちなみに、Visaは2016年にVisaヨーロッパを買収して決済システムを統合したのですが、この統合とシステムの移行がうまくいったことが利益の増加につながっているとアルフレッド・F・ケリーCEOは述べています。

株安だからって売ってはいけないVisa株

10月25日はVisaの株価も3%以上下がりましたが、私にとっては絶対に売りたくないと思える企業です。世界中でクレジットカードが使わればVisaにお金が転がりこんでくるわけですからね。ちゃりんちゃりんビジネスです。

これから、というか世界は既にキャッシュレス社会なので、Visaに有利に働くのではないかと思います。人口が増加する新興国でVisaの決済システムが使われたら売上上がりそう。

それに、Visa Touch等の非接触決済やカード情報をトークンという識別子に変えてセキュリティの高い決済を行わせるVisaトークン等、新しい技術の開発が積極的に行われています。Visaトークンはネットフリックスとパートナーシップを結んで利用拡大を図ろうとしています。技術の進歩がVisaの利用ケースを増やしてくれることを期待しています。

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これを書いている時のVisaの株価です。

きっと爆上げ、、、、あれ、少ししか戻してない??

今は我慢の時ですか~。私はまた上昇してくれることを信じています。

今は株価を見ない方が精神衛生上いいのかも。

 

そろそろAmazonの決算もあります。勝負所ですね。売りたいと思っていましたが、まだ全部は売っていないです。

 

ひふみ投信を解約したお金でVisaを買うべきだろうか。悩む。


 

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