ハイテク株の売り時を考える~Amazonを売ってMCDを購入
私が保有しているハイテク株はVisa,Microsoft,Amazonでしたが、先日Amazonを売却しました。
残るVisa、Micorsoftを売る時はいつなのか?
まさかのファーウェイショックで株安が進行する中、考えてみました。
結論から言うとリバランスするために一部売却するに留めたいと考えています。
AMZNを売却してMCDに入れ替えた理由
Visa、Micorsoftの前にAmazonを売ったお話です。
先日、1株だけ残していたAmazon(AMZN)を売って、売却資金でマクドナルド(MCD)を買いました。
Amazonを買った時は1,480ドルくらい。売却時の価格は1,724ドルでした。偶然にもこの後株価が下落したので幸運でした。
Amazonを売った大きな理由は以前も書いたのですが、1株当たりの価格が毎月の投資可能金額を上回ってしまい、なかなか買い増しすることができないためです。
このまま持っていても投資効率が悪いかなと思いました。
あと、10月のハイテク株のハイペースな下落ぶりに不安を感じたのも理由です。
できればVisaとMicrosoftは売りたくないです。なので、Amazonをもう少しディフェンシブな銘柄に入れ替えて全体の下落幅を抑えたいと思いました。
VisaやMicrosoftを売らないためにAmazonを売った感じです。
マクドナルドを買った理由はAmazonと同じ一般消費財セクターだからです。
個別株はセクター分散するようにしているので、同じセクターから選びました。店舗のフランチャイズ化で利益率を上げており、今後も業績向上が期待されています。
比較的ディフェンシブな銘柄であることも決め手です。
■リーマンショック時のMCD(赤)とS&P500(青)
リーマンショック時、マクドナルドは殆ど無傷だったのは有名な話です。
Visa、Microsoftを売る時
これを書いている今、アメリカ市場はまさかのファーウェイショックで株価が下落しています。こうなるとハイテク株は不安です。
では、残りのハイテク株であるVisaやMicrosoftを売る時は来るのでしょうか。
恐らく含み益が0に近くなった時だと思います。何故かというと含み益があるうちに売却すると税金が取られてしまうためです。
先ほどAmazonを売却した際の価格は1,724ドルと書きましたが、売却した後に残った金額は1,680ドル程です。含み益の約20%の金額が税金で取られてしまうためです。かなり大きいですね。
私はVisaとMicrosoftは業績が余程悪化しない限りは保有し続けたいと思っています。株価下落の理由が企業の業績以外にあるのであれば、時間が経てば株価は回復するだろうと期待しています。
であれば、利益が出ているうちに売却するのは税金の分だけ損をするだけ。得策ではないです。
この2つを売る時は自分のポートフォリオのリバランスをしたくなった時に留めたいです。
現在の私の個別株のポートフォリオです。
比率をなるべく均等にしたいと思っていますが、最初に無計画に買ってしまったのでVisaの比率が少し高いです。
基本的には比率が小さい銘柄を買い増して均等に持っていくようにしています。でも、それだとVisaがなかなか買い増せません。
そこで、今のように世界中で株安が進行している時、VisaやMicrosoftの含み益が税金が気にならないほど小さくなったり、含み損になったら一部を売却して他の銘柄を買い増すことは有り得ると思います。
そうするとVisaの比率が低くなるので、毎月の投資時にVisaの買い増しを再開できます。
あくまでも長期投資が目標なので、利益確定ではなくてリバランスのために売却したいというのが今の考えです。一部をディフェンシブな銘柄と入れ替えることで損失幅を抑えるとの狙いもあります。
まあ、これも今程度の下落だから言えているだけかもしれません。この先リーマンショック級の下落が来たら投げ売ってしまいそうな気がします。
そうしないためにはどうしたらいいのでしょう?
・暴落時に売却するものとしないものを分けておく?
・資産全体の何%が失われたら一部を売却する?
等の何らかのルールを決めて、心の準備をしておくべきなのでしょうか。
自分の行動基準となるルールが無いとなかなか動けないですから、今のうちに整理して暴落時のイメトレしておきたいです。
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米国株のセクター別のデータをまとめた記事です。
先日、VTとVTIの記事を更新しました。月足の移動平均線が分かるようにしてみました。
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