ユニリーバ グラクソからインド食品事業買収 アジアでの成長に期待
ユニリーバは世界有数の一般消費財メーカ。先日、イギリスの製薬会社であるグラクソ・スミスクラインからインドの食品事業の買収に合意したと発表しました。
ユニリーバはホーリックスでインド事業を強化する
この買収の目玉はHorlicks(ホーリックス)という飲料事業のようです。
ホーリックスって何?。
こんなパッケージで売られている麦芽飲料。日本では全くお目にかからないです。
でも、イギリスやインド、香港等、イギリスの植民地だった地域では人気がある飲み物とのこと。夜寝る前に飲むと安眠効果があるらしいです。
そもそも麦芽飲料って何?って感じなのですが、Google先生に聞いてみると昔懐かしの「ミロ」も麦芽飲料です。
懐かしと言いつつ、ミロも飲んだことないから味が分からない。。
ホーリックスはインドでもかなり人気があるらしく、ユニリーバはこの事業を買収することで世界一人口が増加する市場であるインドでの売り上げ向上を狙います。
ちなみにこの事業はNestleやコカ・コーラも買収を狙っていたのですが、価格面でユニリーバの買収が決定しました。買収価格は33億ユーロ、約4,200億円です。
ホーリックス以外にもバングラデシュや他のアジア20ヵ国でのグラクソ・スミスクラインの事業が買収対象となっています。
ユニリーバの株価は停滞気味。新興国の成長に乗っかることに期待したい。
私はユニリーバの株を保有していますが、株価は最近停滞気味です。
2017年からのチャートです。2017年途中までは絶好調ですがその後は横ばいですね。
現在の配当利回りは3.3%と高配当の部類に入りますから、保有している価値があるかなと思っていますが、株価はやっぱり上がってほしいです。
今回の買収はユニリーバの株価を将来的に引き上げてくれるかもしれません。
ユニリーバは新興国の売り上げが6割近くを占めます。
2018年1-9月のユニリーバの売り上げは新興国が223億ユーロ、先進国が164億ユーロでした。ユニリーバの業績は新興国の好不調に大きく影響を受けます。
今回の買収は新興国で最も成長が期待できると言われているインドでの売上アップに貢献してくれるでしょう。インドは今後も人口が増加し続けますから、飲料の売り上げが上がり続ける可能性は高い。
この買収でユニリーバが新興国の成長に乗っかり、業績と株価が上がってくれることを願うばかりです。できれば近い将来に。。。
買収を利益と株価上昇に繋げている企業の例として、スパイス大手のマコーミックがあります。
マコーミックは今年素晴らしいパフォーマンスで私を助けてくれました。ユニリーバもこうなってほしい。
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