おんつじの資産育成記~投資信託と米国株で楽にお金を育てる

インデックス投資と米国株の記録。流れに身を任せてお金を増やす。

eMAXIS Slim先進国やニッセイ外国株の成績が怪しくなってきた

最近、先進国に投資する『eMAXIS Slim先進国インデックスファンド』や『ニッセイ外国株式インデックスファンド』のパフォーマンスが悪いです。基準価格は1年前の価格を下回りました。積み立てNISAで購入し始めた人は含み損になっているでしょう。

私も3年前から『ニッセイ外国株式』を、今年は『eMAXIS Slim先進国』も買っているので非常に気になります。

MSCI Kokusai指数は完全に下落トレンドか

私はチャートを見るのが好きなので、「eMAXIS Slim先進国」や「ニッセイ外国株式」と同じMSCI Kokusaiに連動するETFのチャートを良くチェックしています。

■iShares MSCI Kokusai ETF 2年チャート

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これは週足の2年チャートです。黄色は13週の移動平均線。青は26週、赤は52週です。既に13週移動平均線が、26週、52週を下に突き抜け、26週移動平均線も52週を下回ってきました。デッドクロス。個別株ならこの状態で買い増す人はいないですね。

 

もっと長期で見るために月足チャートを見てみます。

■iShares MSCI Kokusai ETF 10年チャート

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黄色は12ヶ月の移動平均線。青は24ヶ月、赤は52ヶ月です。

よく見ると黄色の12ヶ月移動平均線が下向きになってきました。こういう状態になるのは2015年のチャイナショック以来?このまま24ヶ月の移動平均線を下回ってくると危険なの?

これ、個別株だったら売りますね。くどいですけど。

不調な原因はヨーロッパの株価が冴えないから

『eMAXIS Slim先進国インデックスファンド』や『ニッセイ外国株式インデックスファンド』は70%近くがアメリカの株式で構成されます。それ以外の大半はヨーロッパの企業の株式です。

今年に入ってヨーロッパの株価はずっと不調ですが、絶好調だったアメリカの株価に引っ張られる形でこの2つのファンドも利益を出すことができました。

ですが、最近になってアメリカの株価も下落しているので、ヨーロッパの不調を補えなくなりました。

 

■VGKの2年チャート

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ヨーロッパの株に連動するETFであるVGKの週足2年チャートです。

もう7月の時点でデッドクロスなんですよね。下げ止まる気配を見せないです。この状態が続くと、「eMAXIS Slim先進国」と「ニッセイ外国株式」のパフォーマンスは厳しいですね。

 

ヨーロッパは最近もフランスでデモが起きたり、イギリスのEU離脱協定が議会で採決見送りになったりと不安を煽るニュースばかり飛び込んできます。

これを書いている今はヨーロッパの株価が反発していますが、そんな簡単に上昇基調に戻るとも思えない。

eMAXIS Slim先進国を売り、ポートフォリオで遊びだす

含み損になっている「eMAXIS Slim先進国」は売ってしまいました。

「ニッセイ外国株式」の方は利益が90万円残っているので売らないです。売ると税金取られちゃいますから。

売った資金は楽天VTIかVDC,VHTあたりに付け替えようかと。

 

自分のポートフォリオをこんな感じにしたいと思ってます。

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株式は全体の50%。そのうち8割をアメリカ、2割がその他の国。今はアメリカの比率が75%なので、「eMAXIS Slim先進国」の売却資金を使ってもう少し上げておきたいです。

あと、金や債券ETFが最近値上がりしているので少し持っておきたい。これらはずっと保有するのではなく、今後株価が急落して株式の比率が下がった時に売却して株式を追加購入する資金にしたい。

って何かポートフォリオで遊んでいる気がする。迷走の予感。。

 

当然、そんなにタイミングよく売買できる自信は無いので、リスク資産のメインである「ニッセイ外国株式」と「楽天VTI」には手をつけずに淡々と積み立てたい。

毎月の定額購入を欠かさずに行うことで投資機会を逃さないようにする。これだけは絶対に守りたいものです。

 

他の記事の紹介。 

先進国に投資するインデックスファンドのパフォーマンスを毎月チェックしています。

他にも米国、新興国のインデックスファンドもチェックしています。月足のチャートも載せています。

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