-10%の衝撃が土曜の朝を襲う。JNJがアスベスト問題で株価急落中。
毎朝起きると自分が保有している米国株のチェックをするのが習慣です。チェックに使っているのはスマホのアプリ「MSNマネー」。証券会社の口座にログインするより簡単に見れるから好き。
12月15日の朝に起きたこと
今日の朝もスマホのアラームでたたき起こされ、そのまま「MSNマネー」を起動したんです。
「マクドナルド(MCD)結構下がっているな~。あれ、VHT(ヘルスケアセクターETF)が3%下がっている???」
「BND(債券ETF)は少し上昇している。 株価と違う値動きして面白い。試しに買おうかな。IAU(金ETF)は少し下落と。」
(BNDはまだ保有していないです。今後ポートフォリオに組み込むかもしれないのでチェックしています)
下にスクロール。
「マコーミック(MKC)がかなり下がっている。珍しいな~。」
さらに下にスクロール。
「あ~。ペプシコ(PEP)もマイクロソフト(MSFT)も3%以上の下げ。全滅じゃないですか~」
投げやりな気持ちで下にスクロール。
「マ、マイナス10%??」
「Johnson&Johnsonが?-1%じゃなくて?」
「。。。あれ? 他の株価どうだったんだっけ?」
あまりの衝撃に他の銘柄の下げっぷりがどうでもよくなる。そんな土曜日の朝でした。
実際は昨日の深夜にJNJの株価が急落しているの知ってましたが、朝起きる頃には少し戻しているかと期待してました。起きたら更に下がって-10%。これは流石にショックですね。
でも、改めて振り返ると私の保有銘柄、VOO(S&P500)より下げているのが多いですね。そっちのが問題かも。
ベビーパウダにアスベスト混入を把握していた疑惑で株価急落
もうYahooニュース等でも出ていますが、
Johnson&Johnsonのベビーパウダーに発癌性物質であるアスベストが混入されていることをJohnson&Johnson側が昔から認識していたことを示す文書が見つかった
とロイターが報道したことで株価が急落しました。
Johnson&Johnson側はこの報道を否定しています。
ちなみにJohnson&Johnsonはベビーパウダの原料に含まれるアスベストが原因で卵巣がんを発症したと訴えられていて46億9000万ドルの損害賠償の支払いを命じられています。
更に同じような係争を1万件以上抱えているとか。
そんな状態でもJNJの株価は上がり続けていたのですが、今回の報道で更に損害賠償金が増えることが懸念されたようです。
こうなってくると割安で仕込むチャンスと思ってしまいそうですが、そうでもなさそうです。
■JNJ(赤)とS&P500(青)の年間チャート
JNJとS&P500の年間チャートです。確かに大きく急落しましたが、今年の最安値から比べれば全然高いところにあります。
1日に大きく下げたからといって焦る必要はないかな?来週の動きに注目したいです。
私はあと8~10%くらいずるずる下がり続けたら売るかもしれません。
ヘルスケアセクターはJNJの他にゾエティス(ZTS)とVHTを保有しているのですが、VHTの10%近くはJNJです。
VHTに構成比率の低いZTSを追加するのはわかりますが、VHTとJNJを両方買うのに意味あるんだっけ?と疑問に思ってます。ちなみに、同じことはVDCとPepsicoにも当てはまります。
JNJがこのまま下がっていくなら、VHTに資金を付け替えて他のヘルスケアセクター企業に分散投資すればいいかなと考えています。
他の個別銘柄に入れ替えることはしないと思います。JNJは医薬品で世界7位くらいの売上、医療機器で世界首位の売上とヘルスケアセクターの中でも幅広い事業で高い成績を収めています。
これに代わるヘルスケアセクターの企業は私の知識では思いつかないです。
VHT以外に付け替えるとしたら、昨日記事に書いた「UBSETFスイス」でロシュ、ノバルティス、Nestleに一部資金を投資するとかですかね。
JNJの株価は復活すると思うけど
報道が真実か否か分かりませんが、長期で見ればJNJの株価は復活すると予想する人が多いと思います。ただ、未来はどうなるか分かりませんから、下落トレンドになったら一部を処分してETFやインデックスファンドに付け替えて資金を守るのも一つの手段だと思います。
どこまで下落したら売却するのか
売却するのは全部か一部を残すのか
それともJNJを信じてひたすらお付き合いするのか
事前に整理しておきたいです。
他の記事の紹介
UBS ETFスイスでノバルティスファーマやロシュに投資するのもいいかも。
JNJはVTIの構成銘柄で常に上位10位に入ってくる米国の超優良企業。それだけに今日の結果は衝撃。
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