長期投資を始めるなら個別株よりインデックス投資 メリットは時間の節約
これから投資を始めようとした時、なんとなく個別株を買おうと思っていたりしないでしょうか。
だけど、投資を長く続けたいのであれば、個別株よりインデックス投資の方が良いと思います。
何故でしょうか?
投資にかける時間を大幅に節約できるからです。
個別株はインデックス投資に比べてかかる手間が多いです。
さらに、その手間が報われるとも限りません。
長期投資にはインデックス投資が良いと思える理由を個別株投資の大変さから考えてみました。
記事の最後におすすめのインデックスファンドの情報も掲載します。
個別株投資は私たちの時間を奪う
個別株で長期投資を始めるのであれば、以下を考える必要があると思います。
(1)何社に投資するのか
長期投資をするならリスクを抑えるために、複数企業に分散投資をする必要があります。
さて、何社への投資が正解なのでしょうか?
(2)どの業種の会社に投資するのか
似たような会社に投資しても分散性は得られないので、どの業種の企業に投資するかも重要ですね。
何種類ぐらい選べばいいのでしょう?
(3)どの企業に投資するのか
投資対象の企業を決める必要があります。何を基準に選べばいいのでしょうか。自分が好きな会社? 将来の成長が見込める会社? 配当利回りが良い会社?
(4)いくら投資するのか
投資する企業を選んだら、どの企業にいくらずつ投資するかを決める必要もありますね。
投資を始める前の段階で、これだけのことを考えなければいけません。
さらに、投資を始めてからもやることは多いです。
自分が選んだ企業に不安な点は無いか、日々の株価のチェックや四半期毎の決算発表のチェックはすべきでしょう。
投資している企業の数だけチェックする必要があるので大変です。
私も保有している米国株の決算は毎回チェックするようにしていますが、決算のレポートを見るだけでもかなりの時間を要します(英語だし、、、)。
一番の問題は、このような事に時間をかけても報われるとは限らないということです。
経済・経営に専門的な知識を持っている人ならいざ知らず、投資初心者が調べられる内容には限度がありますからね。
銘柄分析でなく、ただの願望になってしまう恐れがあります。
自分で時間をかけて調べて「この企業は絶対に伸びる」と判断しても、その企業が他の投資家の期待を集めることができなければ、株価は上がりません。
膨大な時間を費やしたのにリターンが無いなんてショックですね。
インデックス投資であれば、その膨大な時間は省けます。
インデックス投資を始める場合は、次の点を考えれば済みます。
(1)どの国の株式指数に投資するか
雑に言ってしまうと、米国、米国を除く先進国、新興国のうち、どの株式指数に投資したいかを決めるだけです。
(2)どの株式指数にいくら投資するか
(1)で選んだ株式指数にいくら投資するかを決めます。米国を多めにするとか、新興国を多めにするとか。
星の数ほどある個別株から投資対象を選ぶよりは楽でしょう。
投資を始めてからも、個別株に必要な決算発表のチェックなどは不要です。
インデックス投資は投資開始前後の調査時間を大きく節約してくれるはずです。
インデックス投資は迷いを減らす
インデックス投資で節約できるのは調べる時間だけではありません。
『迷う』時間も節約できると思っています。
個別株が良いか。インデックス投資が良いか。
この考えに達した時点で、個別株に投資してもインデックスとの比較をせずにはいられません。
個別株に投資していると、保有銘柄の利回りがインデックスを上回っているか比べてしまいがちです。
その時、インデックスを大きく下回っていたとしたら
「この企業はやっぱり駄目なのか?」
「他の個別株に乗り換えた方がいいかな?」
といった悩みが発生します。
そして、悩んで他の銘柄に乗り換えた途端、売った方の株が上がりだす。
個別株あるあるです。
投資を始めたばかりでは自分が選んだ個別株に絶対の確信を持てることなんてないでしょう。そこに必ず「迷い」が発生します。
その迷いが頻繁な売買を発生させ、長期投資で得られるはずのリターンが逃げていくかもしれません。
インデックス投資であれば、そんな迷いを少なくできます。
仮にインデックスファンドの価格が下がっていても、
「あ。今は市場全体の景気が悪いんですね。」
と割り切ることができますから。
自分の選んだ銘柄が間違っているわけではないです。
何事も
「自分は間違っているかもしれない」
と考えてしまうと、継続は難しくなるのではないでしょうか。
インデックス投資は「間違った」という意識を薄くすることで、投資を継続させてくれるのに役立つと思います。
インデックス投資で貴重な時間を有効に使いたい
実際にはインデックス投資でもそれなりに考えることはあります。
米国、先進国、日本、新興国のどの株式指数に投資するかは重要です。
例えば、何も考えずに新興国インデックスへの投資金額を増やしたりすると、リスクの高い投資になってしまいます。
自分が期待するリターンや許容できるリスクに応じて、投資対象のインデックスを考え続ける必要はあるでしょう。
それでも個別株と比べれば、
・特定企業の業績をチェックする手間が省ける
・特定企業の株価の変動に迷わずに済む
という点で貴重な時間を節約できると思います。
私も米国の個別株を保有していますが、毎日株価をチェックしてしまったり、夜中に決算レポートをチェックしたりと、思っていたより投資に時間を費やしているなあという印象です。
その時間が利益に繋がってくれるならいいですけど、そうはなっていない気がします。
ちゃんと計算したことないですが、個別株よりインデックスファンド、ETFの方が利回りが良いはずです。
個別株投資にかかる時間が自分の利益に繋がるとは確信できない。
それであれば、インデックス投資で投資にかかる時間を減らして、浮いた時間を自分の趣味か何かに使った方が有意義だと思います。
その方が気軽に長く投資を続けることができますしね。
株式は投資期間が長いほどリスクが平準化されて小さくなると言われているので、長く続けることは大切です。
インデックス投資であれば、自分の時間を削らずに株式を長期保有しやすくなります。
資産を確実に増やしたいのであれば、個別株と比べて時間的効率の良い投資手法ではないでしょうか。
最後におすすめのインデックスファンドの記事を幾つか紹介します。
米国の株式のみに投資するインデックスファンド、楽天VTIです。
米国の株式指数は長期にわたって上昇を続けており、世界の株式指数の上昇を牽引してます。インデックス投資に米国株は欠かせません。
米国を含めた先進国に投資するインデックスファンドです。
米国株70%、その他の先進国(日本を除く)に30%の割合で分散投資できます。
米国、先進国、新興国。。考えるのがめんどくさい。そんな人には全世界に投資するインデックスファンドがあります。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
良ければクリックお願いします。