楽天・全世界株式インデックスの積み立てをやめてみる【投資信託の紹介③】
投資信託の積み立て設定を見直して、楽天・全世界株式の積み立ては停止することにしました。売ると税金抜かれるので保有は続けます。
最近報告された実質コストが意外に高い、というのはあまり気にしていません。自分の投資方針を考えるとこのファンドは管理しづらいなと思ったのが理由です。
「最初から気づけよ」って話ですけど。。
私は『米国 70%、日本+新興国10%、他の先進国20%』の比率になるように積み立てています。これを守るには楽天・全世界株式ってめんどくさいなと思うようになってしまいました。理由は(自分にとって)新興国の比率が高すぎるためです。
楽天・全世界株式の国別構成比
インデックス投資で分散投資している人は、米国以外の先進国、日本、新興国にどれだけの比率で投資するかを気にすると思います。楽天・全世界株式の場合はどうなのでしょうか。
月間レポート に載っていました。
国 | 割合 |
---|---|
米国 | 53.60% |
日本 | 8.10% |
英国 | 5.70% |
フランス | 3.10% |
中国 | 3.10% |
カナダ | 3.10% |
ドイツ | 2.90% |
スイス | 2.40% |
豪州 | 2.30% |
韓国 | 1.60% |
その他 | 14.10% |
米国は53%しかありません。現在絶好調な米国をこの比率に留めるのは自分的には勿体ないです。日本の比率8%も高いかな。
ん?これだと新興国がどれだけ含まれているかわかりませんね。不親切なレポート。。
楽天・全世界株式は「バンガード・トータルワールドストックETF」を買うだけの商品なので、詳細はバンガード社のHPでも見ればいいです。
新興国市場(Emerging Markets)が9.2%ですね。私にとっては高いです。
楽天・全世界株式が不調な理由
今年からつみたてNISAで楽天・全世界株式を積み立て始めた人は
「思っていたより成績よくないな?」
と感じているのではないでしょうか。今年はアメリカ以外の国が不調ですからね。特に新興国は不調です。トランプ大統領が茶々いれるから?
アメリカ、ヨーロッパ、新興国を対象とするETFの2017年1月を起点とした比較チャートです。一番上はVTI、真ん中はヨーロッパの株式市場と連動するVGK、一番下が新興国のVWOです。
あ、、今年はヨーロッパも不調でした。
最近はアメリカだけ株価が上がって他の地域は苦戦中です。世界中の株価が好調だった2017年も新興国の伸びはアメリカ、ヨーロッパに比べて低いですね。
楽天・全世界株式は分散しすぎ
楽天・全世界株式の大本であるVTは株価の時価総額をベースに保有株の比率が決まるので仕方ないですが、アメリカ以外の比率が高すぎます。
特に新興国が全体の10%近くを占めるのにリスクを感じてしまいます。私は新興国は勉強・楽しみがてらに少しだけ保持することにしたいです。
また、過去を見てもアメリカが最も安定していることは明白なので米国株の比率はもっと欲しい。
そう考えると楽天・全世界株式を保有すると自分の資産の国・地域別比率の管理が面倒になります。これが積み立てをやめた理由です。
積立投信のメインは楽天VTI
私が今積み立てている投資信託はこのような感じです。
・楽天・全米株式インデックス
・eMAXIS slim 先進国
・ニッセイ外国株
・SBIつみたて新興国株
・ひふみ投信
米国全体に投資できる唯一の投信、「楽天VTI」がメインです。え?実質コストが予想より高いですって?気にしない気にしない。VTIを少額積み立てできるだけで素晴らしい。
米国以外の先進国を入れるために「eMAXIS slim 先進国」と「ニッセイ外国株」を入れています。どっちか一本でいいと思いますが、eMAXIS Slimは実績も浅く、そのローコストすぎる方針がなんか自滅しそうで不安なので、実績あるニッセイも入れています。
新興国は「SBIつみたて新興国株」をほんの少しだけ入れています。全体の3~4%程度です。日本株はTOPIX連動のものでなく、アクティブファンドの「ひふみ投信」にしています。
これで暫く放置しようかと。
次はSBIつみたて新興国株かひふみについて書きたいと思います。
楽天VTIについて書いた記事です。
ニッセイ外国株、eMAXIS Slimについて書いた記事です。
くりっく頂けると嬉しいです。