米国株 アメリカン・ウォーター・ワークス(AWK) 2018年Q3決算を発表
アメリカン・ウォーター・ワークス(AWK)は北米40州で水道事業を展開する企業です。私の保有銘柄の一つです。11月1日に2018年第3四半期の決算を発表しました。
アメリカン・ウォーター・ワークス(AWK) Q3決算は営業利益が減少
■AWK 2018年Q3決算
2018Q3 | 2017Q3 | 増減(%) | |
---|---|---|---|
売上高 (億ドル) | 9.76 | 9.36 | 4.3% |
営業利益(億ドル) | 3.35 | 4.32 | -22.5% |
EPS(ドル) | 1.04 | 1.13 | -8.0% |
non-GAAP EPS(ドル) | 1.2 | 1.08 | 11.1% |
売上高は増えましたが、営業利益が前年同期から20%減少しました。
EPSも減少していますが、為替や一時的なコストの影響を除外したnon-GAAP EPSでは前年より増加しています。
営業経費(Operating Expense)が5億ドルから6.4憶ドルに上昇したのが減益の要因です。水道設備の修理やメンテナンスにかかったコストが主です。
他に今年買収した「Pivotal Home Solutions」というHome Warranty Businessを展開する企業の買収によって発生したのれん償却費を計上しています。この買収にかかるコストは当初の計画より低コストで進んでいるそうです。
どうでもいい話ですが、事業内容が地味。そして縁もゆかりも無い業界なので、決算資料を読んでもよく分からん。。。
アメリカン・ウォーター・ワークス(AWK)の株価は下降中
■AWK 6ヶ月チャート
決算発表のせいか、単に調整しているだけなのか、ここ数日は株価が下がっています。
まあ、公益セクターなので急騰を期待する銘柄でもないです。
長期で見るとS&P500をアウトパフォーム
■AWKとS&P500の長期チャート
AWKは長期で見るとS&P500を上回るパフォーマンスを示しています。上のグラフの濃い青がAWKです。特に2016年にS&P500に組み込まれた時に株価が急上昇しています。
でも、水道事業という事業内容を考えると今後の爆発的な成長を期待するのは酷かもしれません。
ただ、この銘柄に期待するのは成長ではなく安定です。
下のグラフは今年1年間のS&P500との比較です。
10月の株安でも大して下落しませんでした。ディフェンシブ銘柄の役割を果たしています。年初に大きく下がったから下落余地が小さかったとも見れますけど。
水は人口増加の恩恵を受けれるかな
私は個別株はセクター分散を意識しています。公益セクターの銘柄も一つは欲しいなと思ってAWKを保有しています。
公益セクターだと電力銘柄が有名ですが、電力会社は原油価格に株価が左右されるので買いたくありませんでした。
水道事業は外部要因にさらされるリスクが比較的小さいかなと感じて北米最大の水道会社であるAWKを買いました。
水は生きていくうえで必要なものですし、アメリカは人口増加国の一つなので、今後も安定した利益を出してくれるものと期待しています。
もう少し株価が下がったら追加購入したいです。
関連記事の紹介です。
AWKは10月の株安時もしっかりディフェンスしてくれました。他にも株安時に値上がりした銘柄があります。
こちらも私の保有銘柄の一つであるゾエティスの決算結果です。こっちは前年から増収増益でした。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
よろしければクリックお願いします。