おんつじの資産育成記~投資信託と米国株で楽にお金を育てる

インデックス投資と米国株の記録。流れに身を任せてお金を増やす。

ディズニーの株価は停滞中。2019年はDisney+でブレイクできるのか?

『ウォルト・ディズニー』

その名を知らない人を探すのが難しいくらい、圧倒的な知名度を誇る企業です。

そんな超有名企業に簡単に投資できてしまうのも米国株の魅力でしょう。

 

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でも、知名度が高いからといって魅力的な投資先とは限らない。

長らく停滞しているディズニーの株価が、2019年はブレイクできるか注目です。

鍵を握るのはストリーミングサービス『Disney+』です。

 

ディズニーの株価は上がっていない

世界でお馴染みのディズニー映画にディズニーリゾート。

エンターテイメント分野で他を圧倒する魅力を放つこの企業に投資したいと思う人も多いでしょう。

 

しかし、ディズニーの株価は退屈そのものです。私たちをエンターテインしてくれません。

 

■ディズニー(DIS) 株価チャート

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ご覧の通り、2015年から株価は上がっていません。

あれだけ世界中の株価が上昇していた2017年ですら、全く上がっていないです。

 

ディズニーの株価が不調な理由は詳しくは分かりませんが、、、

 

・主力のESPN、ABCなどのメディア事業に成長性がないと思われた。

・映画部門はヒット作が出るか、出ないかで業績が大きく変わってしまう。

 

こんなところではないかと思いました。

特にESPNやABCといったケーブルテレビの加入者が増えなかったことが大きいのでしょう。

 

ちなみに直近の配当利回りは1.6%程度です。配当の面でも楽しませてくれません。

 

そんなエンターテイメント性に欠けるディズニー株ですが、これからは目が離せない時を迎えるかもしれません。

 

2019年のディズニーは話題が目白押し

2019年のディズニーには注目ポイントがたくさんあります。

 

まずは映画。

実写版の「ライオン・キング」、同じく実写版の「アラジン」、「トイ・ストーリー4」。そして、「アナと雪の女王2」とヒットが期待できる作品が公開されます。

 

ちなみに、日本でも大ヒットした「アナ雪」の続編、「アナと雪の女王2」は11月22日に日米同時公開です。

予告映像を見ると、アナが剣で切りつけるシーンがあったりとアクション映画のような雰囲気になっていますね。

 

次にディズニーランド。

アメリカのディズニーランドではスターウオーズをテーマにしたアトラクション、「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」をオープンします。

ディズニーのパーク&リゾート部門は常に安定した利益をあげていますが、この新アトラクションでさらなる利益向上を目指します。

 

しかし、最も注目を集めるのはストリーミングサービスです

ディズニーは既にスポーツ中継のストリーミングサービスである「ESPN+」を展開しています。

このESPN+が総合格闘技団体「UFC」の有料コンテンツを独占配信する権利について7年契約を締結しました。

 

さらに21世紀フォックスの買収によって「Hulu」の株式を60%取得。それでも飽き足らず、AT&Tが保有している株式を取得してHuluの70%の株式を得ようとしています。

 

そして、2019年の後半には独自のストリーミングサービス「Disney+」をアメリカで展開します。

このDisney+ではディズニーキャラクターの映画やスターウオーズ、ピクサーやマーベルスタジオのコンテンツが配信されるとされています。

 

ディズニーはこの3つのストリーミングサービスに巨額の投資をしています。

今まで、ディズニーはNetflix等にコンテンツを提供するだけでしたが、これからは自分たちのコンテンツを自分たちのストリーミングサービスで、直接ユーザに届けることになります。

 

Disney+でストリーミング市場へ。その時、株主が見るものは?

ディズニーには強力なコンテンツが多数あります。

ディズニー映画の他に、スターウオーズ、ピクサーやマーベルスタジオのコンテンツ。さらに、21世紀FOX買収によってアメリカの家庭で人気のアニメ「シンプソンズ」も保有します。

 

これらのあらゆる世代に人気のコンテンツを持ってすれば、Disney+は成功するに違いない。

そのように考えたくなりますし、そうであってほしいです。

 

でも、少し不安なんですよね。

ストリーミングサービスは競争が激しいです。

Netflixの他にAmazon Prime Videoを展開するAmazonが既に先行しています。

さらに、先日はAppleが「Apple TV+」でストリーミングサービスに参入すると発表しました。

 

ディズニーのコンテンツ力は魅力的だと思いますが、競争が激しい環境で勝負をしていくことになると、株価の変動が大きくなるかもしれません。

多額な投資が必要になってフリーキャッシュフローが下がって、配当金も増えにくくなる。そんなリスクも十分にあると思います。

 

長期投資をするなら、退屈な事業でも競争相手の少ない環境で利益を上げている企業の方が、投資先としては安心できます。安定した収益を株主に還元できるでしょうし。

これからのディズニーが進む道はそれとは真逆です。

もし、Disney+の契約者が思ったより伸びなかったら、、、と考えると少し怖いものがありますね。

 

それでもディズニーの株を手放す気になれない理由は、あの強力なコンテンツでDisney+が成功して、ディズニーに継続的な利益が入ってくる、それが株主に還元されるという期待を捨てきれないせいでしょうか。

 

その期待が現実になってほしいものです。 

いずれにせよ、Disney+はディズニーの株価が退屈な時代を終わらせる気がします。

きっとスリリングな値動きで私たちをエンターテインしてくれるでしょう?

 

 

関連記事の紹介です。

ディズニーの前回決算でもストリーミングサービスへの注力ぶりが顕著でした。

 

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