マコーミック(MKC) 2019年Q1決算は良好な結果に 株価も復活中です
まさか、アメリカのスパイスの会社の業績に一喜一憂する自分がいるなんて。
米国株を始めるまでは思いもよらなかったです。
スパイス市場で世界トップのシェアを誇るマコーミック(MKC)。2019年Q1の決算が発表されました。
前回の決算では株価が急落しましたが、今回は大丈夫。
EPS(1株あたりの利益)が市場予測を超える等、良好な結果でした。
マコーミック(MKC)の2019年Q1決算 EPSは市場予測を上回る
3月26日に発表された マコーミックの2018年12月~2019年2月の決算です。
■マコーミック(MKC) 2019年Q1決算
売上高、調整後の営業利益、EPSともに前年同期から伸びました。EPSは市場予測を上回ったようです。
業績を事業部門別に見てみます。
まずは、一般消費者向けの製品を販売する「Consumer Segment」部門です。
■Consumer Segment
売上高は7.45憶ドルで前年とほぼ変わらずですが、為替の影響を除くと3%の増収のようです。
アメリカでスパイス、シーズニング、冷凍食品等が好調で売上が3%上昇しています。
また、アジア・太平洋地域は2%の減収でしたが、為替影響を除くと4%の増収でした。主に中国での売り上げが良かったです。
コスト削減に取り組んだ結果、営業利益は4%増加しています。
次に、レストラン向けの製品を扱う「Flavor Solutions Segment」部門です。
■Flavor Solutions Segment
売上が3%の増加。為替影響を除くと6%の増収と好調でした。
アメリカのファストフード店への売上が好調だったり、フレーバーやシーズニングの需要の好調が続いていることが要因です。ヨーロッパでも新商品、既存商品が好調でした。
アジア・太平洋地域の売上高は横ばいだったようです。
こちらの部門も営業利益は4%増加しています。
マコーミック(MKC)の株価は好調。2019年はキャッシュフローを重視
派手さはありませんが、堅実な成長を続けるマコーミック。
現在の株価です。
■マコーミック(MKC)株価チャート
1月の前回決算発表後に株価が10%近く下落しましたが、その後回復して下落前の価格を超えてきました。
今回も急降下をかますのではと少し不安でしたが、大丈夫でしたね。
このまま、2018年の最高値を目指してほしいです。
マコーミックは2019年は"力づよい キャッシュフロー"を目指すとしています。
そのキャッシュフローをもって、株主に配当金という形で還元すると述べているので、連続増配も期待できそうです。
キャピタルゲインとインカムゲインの両方をバランスよく取れる銘柄になってくれるでしょうか。
マコーミックの目立った競合はプライベートブランドくらいしかないようですし、今の地位が脅かされない限りは、しっかりホールドしていきたいです。
それにしても、これだけ安定したパフォーマンスを発揮してくれると愛着のようなものが湧いてきます。
マコーミックのスパイスなんて実生活では全く縁がないですけど、機会があれば買ってみようかな?
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マコーミックはIBMとAIによるフレーバ開発の研究をしています。
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