マクドナルド 2018年Q4決算 海外の既存店売上が好調で市場予想超え
マクドナルド(MCD)の2018年 Q4の決算が発表されました。
海外の既存店の売り上げが好調。EPSも市場予想を超えてきました。
株価も上がっています。よかったよかった。
マクドナルド(MCD)の2018年Q4決算 海外の既存店売上が好調
■マクドナルド 2018Q4決算
マクドナルド 2018年第四半期の決算です。
売上高は前年同期より3%下がっています。これはマクドナルドが進めている店舗のフランチャイズ化の影響です。
直営店の売り上げは23.7億ドルで前年同期より11%減少している一方で、フランチャイズ店の売り上げは27.9億ドル。前年同期から5%上昇しています。
マクドナルドは店舗のフランチャイズ化によってコストを削減して利益を大きくしようとしています。Q4の直営店コストは前年同期に比べて2億ドル削減されています。
また、世界の既存店の売上高が4.4%上昇しました。イギリス、オーストラリア、ドイツ、イタリア、オランダ辺りの売上が堅調だったようです。
この世界の既存店の売上高は予想を超える結果だったようです。
一方でアメリカの既存店売り上げは2.3%の上昇と前期の2.4%を少し下回りました。
営業利益はnon-cash inpairment charges(現金が発生しない減損費用)を計上した影響で7%の減少。
ただし、この減損費用と為替の影響を除いた場合は3%の増加とのこと。
そしてEPSは1.82ドル。減損費用等の影響を除いた調整後EPSでは1.97ドルでした。
これは市場予想の1.89ドルを上回る結果です。
好決算で株価も上昇。最高値更新も間近?
既存店売上高の上昇が好感されたのでしょうか。決算発表を受けて株価も上昇しています。
驚くことに、昨年につけた最高値が間近に迫っています。復活が早いです。
前回の決算で株価がかなり上がったので、今回ずっこけたら急落?と少し不安だったのですが、余計な心配でした。
ここまでホルダーに報いてくれるのを見ると、たまにはマクドナルド食べないといけない気になりますね~。滅多に食べませんけど。
マクドナルドの不安?
今後のマクドナルドで不安な点は欧米で健康志向な食事の需要が高まっていることでしょうか。
マクドナルドも着色料などの添加物を使用禁止にしたりと手を打っていますが、それでもマクドナルドと健康志向は真逆のイメージしかありません。
でも、マクドナルドって中毒性がありそうですからね。
タバコやお酒、スナック菓子とかと同じで、一度好きになった人はやめられないのかもしれません。なので、健康志向が進んでも一定の需要はキープするような気はします。
ただ、それに甘んじていると確実に売上が下がってしまうと思うので、何らかの対策を取る必要があるでしょう。マクドナルドは肉を使わない植物性タンパク質によるハンバーガにも注目しているようです。
健康志向のトレンド、そこにどう対応していくかが将来のマクドナルドの株価に大きく影響するのかも。
他の記事の紹介です。
2019年Q1の決算はこちらに記載しています。
植物性タンパク質で作る肉はフェイクミートと呼ばれています。欧米では人気のようです。
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