Visa 2019年Q1決算 Payments Volumeが予測に届かず株価が下落
Visa(V)が2019年1Qの決算を発表しました。好決算に見えましたが、決算発表後の株価は下落しました。
Payments Volume(Visaの決済システムでの取扱い金額)が市場の予想を下回ったことが原因のようです。
Visaの2019年Q1決算は売上、EPSが市場予想を上回るも株価は下落
1月30日に発表されたVisaの2019年Q1の決算です。
売上高(Revenue)は55億ドルで前年同期から13%増。
EPS(1株あたりの利益)は1.3ドルで前年同期から21%増でした。
売上高とEPSは市場予想を上回る結果です。
一見すると好決算に見えますね。ですが、決算発表後の時間外取引では株価が下落していました。
そして今、この記事を書いている時も株価は下がっています。
上がると思ったのに。。。なぜなんだ~。
売られたのはPayments Volumeが予想に届かなかったから?
株価下落の理由はPayments Volume=Visaの決済ネットワークでの取扱い金額の伸びが予測を下回ったためのようです。
2019年Q1のPayments Volumeは2.196兆ドルで前年同期から11%の増加でした。
また、プロセシング事業のトランザクション数は499.6億トランザクション。これも前年同期に比べて11%の増加です。
(プロセシング事業はクレジットカードの発行会社と加盟店の間で行う決済処理や利用者照会等のデータ処理を行うプラットフォームを提供する事業です)
順調な伸びにも見えますが、市場は12%程度の増加を予測しており、期待に沿わない結果だったようです。
11%増加は前回決算時と同じ程度の伸び率です。
悪くないように思えるんですけどね。2桁成長ですよ。
期待が高すぎるのでは。。
株価が下がったのは残念ですが、業績が悪化したわけではないと思います。特に心配する必要も無いでしょう。
世界中の人がVisaの決済ネットワークでお金を払えば、Visaに利益が入ってきます。
世界の人口増加、それに伴う消費増加の恩恵を受けれる企業だと思います。
85億ドル相当の自社株買いも行うようですし、今後も株価上昇という形で株主に利益を還元してくれるのではないでしょうか。信じて保有し続けます。
他の記事の紹介です。
Visaの2019年Q2の決算はこちらに掲載しています。
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