おんつじの資産育成記~投資信託と米国株で楽にお金を育てる

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ペプシコがロボットでお菓子配達を始める Hello Goodnessブランド

これ、何だかご存知ですか?

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愛らしいフォルムにゴルフフラッグみたいな旗がくっついていますが、お菓子を自動配達するロボットなんです。

開発したのはペプシコーラでおなじみの「PepsiCo」です。アメリカのパシフィック大学で試験的に動き始めました。

ペプシコは何のためにお菓子配達ロボットなんて作ったのか。

もちろん遊びではありません。

これは飲料・菓子メーカが直面する消費者離れに対する作戦の一環です。

 

パシフィック大学でお菓子配達ロボットが稼働

2019年1月、ペプシコはパシフィック大学でお菓子配達ロボット「snackbot」が稼働したことを発表しました。

パシフィック大学の学生がスマートフォンでお菓子を注文すると、ロボットが指定した場所に自動配達してくれます。

 

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「ベイクドレイズ」「ピュアリーフティー」等、健康的な飲み物やスナック菓子を学生に届けやすくすることが目的です。

パシフィック大学の学生は自分のメールアドレスを使って、iOSのアプリで注文することができます。

ロボットにはカメラやヘッドライトが付いていて、真っ暗な中や雨中でも自動運転可能。175エーカーのキャンパスの50以上のエリアに配達してくれます。

175エーカーは東京ドーム10~20個分くらいでしょうか?キャンパス広すぎ。。

 

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ペプシコのホームページでイメージ動画を見れます。

青春を謳歌するアメリカの学生の横を、丸っこいフォルムのロボットがすり抜ける。

なかなかシュールなものがあります。

snackbotはHello Goodnessブランドの販路拡大の一環

このsnackbotにはどのような目的があるのでしょうか。

これは2015年からペプシコが販売している「Hello Goodness」ブランドの販路拡大が目的にあります。

最近の欧米は健康志向な食品が好まれており、ペプシコを始めとする飲料・菓子メーカは消費者離れを防ぐことが課題です。

ペプシコは2015年に消費者が健康的な菓子・飲料を買いやすくするために、vending machine、つまり自動販売機での販売に力を入れ始めました。

 

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さらに、ペプシコはこの「Hello Goodness」ブランドをオンラインにも展開しようとしています。

今後は消費者のオンラインショッピングの割合がさらに増え、外で物を買う機会が減ることを見越した施策です。

2018年にはAmazonで「Hello Goodness Box」(お菓子の詰め合わせ的なもの)をテスト販売しています。Amazonで買うと好きな時に「Hello Goodness Box」が届けられます。

将来的には「Hello Goodness Box」をサブスクリプションモデル=定額サービスとすることが狙いのようです。

今回試験的に開始されたsnackbotsも、この「Hello Goodness」ブランドをユーザからオンラインでアクセスしやすくすることを目的とした施策の一環なのでしょう。

スマートフォンでお菓子を注文すると、あのロボットがアメリカの街中を疾走する。

この試験の先にはそんな未来が待っているのかも?

 

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ペプシコは生活必需品セクター第3位。米国株のセクター別ETFのパフォーマンスを掲載しています。


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