楽天・全米株式と楽天・全世界株式 コストの途中経過を発表
9月に第1期の運用報告書を交付した「楽天・全米株式(楽天VTI)」と「楽天・全世界株式(楽天VT)」。実質コストが高いと話題になりましたが、10月31日に第2期のコスト途中経過をホームページで発表してきました。
楽天・全世界株式(楽天VT)の途中経過
2018年7月18日から10月17日の楽天VTの費用明細です。
項目 | 比率 |
---|---|
信託報酬 | 0.028% |
売買委託手数料 | 0.019% |
有価証券取引税 | - |
その他費用 | - |
合計 | 0.047% |
信託報酬と売買委託手数料以外は出ていません。
合計コストは信託報酬の1.68倍です。
第1期では合計コストは信託報酬の3.1倍だったので、「ちゃんと改善してますよ」と言うことを伝えたいのでしょうか。
楽天・全米株式(楽天VTI)の途中経過
こちらは楽天VTIの途中経過です。
項目 | 比率 |
---|---|
信託報酬 | 0.044% |
売買委託手数料 | 0.018% |
有価証券取引税 | - |
その他費用 | - |
合計 | 0.061% |
合計コストは信託報酬の1.39倍です。こちらも第1期の合計コストは信託報酬の3.1倍だったので「改善してるよ~」ってことですかね。
でも、何で期間は同じなのに楽天VTIの方が信託報酬高いんですかね。よくわかりませんでした。
何で発表をしたのだろう?
コストの途中経過を発表するって珍しいのではないでしょうか。やっぱり、第1期の運用報告書で「実質コスト高いじゃん」と突っこまれたのを気にしたとか?
確かに今後の実質コストが低くなるかはユーザの関心事だと思うので、その疑問に答えてくれるのは好印象です。
ただ、レポートは数値しか記載していなくて、各数値に対して「改善している」「現状維持」等のコメントは何もありませんでした。
こういう形でレポート出しても私のように「何で楽天VTIの方が信託報酬高いの?」とか要らぬ疑問を生み出すような気もしますけど。もう少し説明あってもよかったかな?
今後も途中経過は伝えていくつもりのようなので、コストが気になる人は定期的に把握できて良いことなのかもしれません。
楽天VTIも楽天VTも実質コスト以上のメリットがあると思う
個人的にはそんなに実質コストに過敏にならなくてもいいかなと思っています。
楽天VTI、楽天VTともにバンガード社のVTIとVTを円建てで、購入手数料無しで買い付けることができる素敵な商品です。
VTIやVTを直接購入すると外国株の購入手数料がかかるので、積立には適していないです。一度にどかんと買わないと手数料が勿体ない。
それを手数料無しで購入可能としたことに大きな価値があると思います。
全く同じ指数に連動する低コストなインデックスファンドが他にあるのであれば、コスト勝負になりますけど、厳密にはVTIやVTと重なるファンドはまだありませんしね。
例えば楽天VTIはeMAXIS Slim米国株式のようなS&P500と連動するファンドと違い、アメリカの中小型株にも投資できます。小型株効果でアメリカ経済が好調な時代に強いパフォーマンスを発揮してくれると期待しています。
VTIには他のファンドにはない魅力があると感じているので、それを手数料無しで毎月買えるのであれば、実質コストが0.3%でも安いもんです。
というわけで、私は今の実質コストを大きく上振れしない限りは楽天VTIを積み立てし続けるつもりです。
もちろん、コストが下がるに越したことはないですけどね。
私が楽天VTIを押す理由を書いた記事です。楽天VTIの高パフォーマンスを期待してます。
楽天VTの方は解約してしまいました。投資方針と合わなくなったので。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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