おんつじの資産育成記~投資信託と米国株で楽にお金を育てる

インデックス投資と米国株の記録。流れに身を任せてお金を増やす。

楽天VTIと楽天VTの最新の実質コストをeMAXIS Slimシリーズと比較

世界の株式に投資をする「楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VT)」と

全米の株式に投資をする「楽天・全米株式インデックスファンド(楽天VTI)」。

それぞれ第2期の運用報告書が交付され、最新の実質コストが明らかになりました。

 

20190918003641

 

思っていたよりも低コストであることに一安心。

競合のeMAXIS Slimシリーズにコスト争いで後れを取らないことを証明しました。

 

楽天VTの実質コストは約0.3%。eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の方が低コスト

まずは「楽天VT」の実質コストです。

9月17日に交付された運用報告書の費用明細から、1年間の実質コストを計算しました。

 

競合である「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の実質コストと比較します。

 

 ■楽天VTとeMAXIS Slim全世界株式の実質コスト

20190917234552

信託報酬は最新のコストを掲載しています。

信託報酬以外のコストは、直近の運用報告書に掲載されている費用明細から365日分のコストを単純計算したものです。

例えば、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の運用報告書は177日分の費用明細しか出ていないので、365/177を掛け算して、365日分の費用に換算しています。

 

楽天VTの実質コストは0.2988%でした。

第1期は0.48%程度だったので、かなりコストが下がりましたね。

 

ただ、楽天VTと同じく全世界の株式を投資対象とするeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)よりは高コストでした。

そもそも、オール・カントリーには信託報酬の時点で負けています。

 

オール・カントリーは信託報酬が0.1296%であるのに対し、楽天VTは0.2196%。

この0.2196%のうち、0.09%はVTの経費です。

 

楽天VTはバンガードのETF「VT」に投資するインデックスファンドなので、自身の信託報酬以外にVT自体の経費もかかります。

ETFに投資するファンドのデメリットが出ていますね。

 

全世界の株に一本で投資をするなら、楽天VTよりeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の方が低コストで良さそうです。 

 

楽天VTIの実質コストは約0.23%。eMAXIS Slim米国株式(S&P500)に負けていない。

次に米国全体の株式に投資をする「楽天VTI」の実質コストです。

こちらも競合である「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の実質コストと比較してみます。

 

■楽天VTIとeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の実質コスト

20190918000546

 

楽天VTIの実質コストは0.2228%です。0.3%を大きく下回ってきました。

これはかなりの低コストですね。

同じように計算したeMAXIS Slim米国株式(S&P500)よりも低コストでした。

 

楽天VTIの方は、信託報酬でeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を下回っています。

「VTI」の年間経費はたったの0.03%なので、楽天VTと違って楽天VTIのコストを圧迫しません。

あと、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の方が保管費用が高く、この辺りで差がついています。

 

 

個人的には、自分が積み立てている楽天VTIの実質コストが、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と同じくらい低コストだということが収穫でした。

 

楽天VTIはeMAXIS Slim米国株式(S&P500)と違って米国の小型株にも投資をします。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)とは投資範囲が違うので、多少コストが高くても楽天VTIの方を買い続けるつもりでしたが、あまりコスト差を付けられると、

「やっぱりeMAXIS Slimの方が良いかな。。。」

なんて悩みが生まれてしまいそうですからね。

 

そんな結果にならなくて少し安心しました。

 

他の記事の紹介です。

 

米国株インデックスファンドの本命は楽天VTIでもeMAXIS Slim米国株式(S&P500)でもなく、これなのか?

「SBI・バンガード・S&P500」の信託報酬は0.1%未満です。


先進国に投資するインデックスファンドでは「eMAXIS Slim先進国」が最も低コストです。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

良ければクリックお願いします。

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へにほんブログ村 株ブログ 米国株へ