米国株・ETFの手数料はSBI証券+住信SBIネット銀行で安くなる
米国株への投資を始める場合、どの証券会社を選ぶべきでしょうか?
銘柄の豊富さや使いやすさ等、選ぶ基準は様々ですが、手数料の面ではSBI証券がお得です。
SBI証券と住信SBIネット銀行を組み合わせることで、米国株を購入する時の為替手数料を安くできるからです。
ここではSBI証券で為替手数料を安く抑えて米国株を買う方法を紹介します。
SBI証券+住信SBIネット銀行は為替手数料が1ドルあたり4銭
2019年7月。SBI証券、楽天証券、マネックス証券が米国株手数料の最低金額をゼロに変更しました。
3社の米国株の購入手数料は約定金額の0.45%と横並びです。
(サクソバンク証券の手数料はもっと安いですが、特定口座に対応していないので不便です)
ですが、米国株を購入する際には購入手数料の他に、円をドルに交換する時の為替手数料も発生します。
この為替手数料は3社ともに1ドルあたり25銭です。1ドル108円とすると0.23%の手数料が発生します。
購入手数料の0.45%と併せると0.68%ですね。かなり高いです。
しかし、SBI証券にはこの為替手数料を安くする方法があります。
住信SBIネット銀行から外貨でSBI証券に入金する方法です。
まず、住信SBIネット銀行で円をドルに交換します。住信SBIネット銀行では1ドルあたり4銭でドルに交換できます。
この住信SBIネット銀行で交換したドルをSBI証券の外国株口座に入金します。住信SBIネット銀行からSBI証券への外貨入金は無料で可能です。
つまり、住信SBIネット銀行でドルに交換してからSBI証券へ入金すれば、為替手数料を1ドルあたり4銭に抑えることができるのです。
1ドル108円とすると0.037%の手数料です。
購入手数料の0.45%と併せると0.487%の手数料で米国株を買えます。
米国の個別株やETFを毎月積み立てると、その度に購入手数料と為替手数料が発生します。
この時の約0.2%の手数料の差は大きいです。
住信SBIネット銀行からSBI証券への外貨入金の方法
では、住信SBIネット銀行からSBI証券へドルを入金する方法を具体的に確認してみましょう。
まず、住信SBIネット銀行にログインします。
(1)住信SBIネット証券のメニューで「外貨普通預金」を選ぶ
このようなメニューがあるので、「外貨普通預金」をクリックしましょう。
次のように各通貨の買付メニューが出てきます。
(2)米ドル/円の買付を選択
もちろん、米ドルの買付をクリックします。
すると、次のような入力画面が表示されるので、出金口座を選択して、注文方法、ドルに交換する金額を入力します。
(3)ドルに交換する金額を入力
買付金額は円でもドルでも指定可能です。
注文方法は「リアルタイム」を選択すれば、すぐにドルに交換できます。
為替市場が開いていない時は「リアルタイム」を選択できないので、「ウイークエンド」を選択します。為替市場が開いた時の為替レートでドルに交換されます。
為替市場は月曜7時前後から土曜7時前後まで開いています。平日の深夜帯や祝日でも取引可能です。
ここまでの操作で、円をドルに交換することができます。
住信SBIネット銀行の外貨口座にドルが入金されていることが確認できるはずです。
次はこのドルをSBI証券の外貨口座へ入金します。
外貨入金の操作はSBI証券の方で行います。
(4)SBI証券のメニューで「外貨入出金」を選ぶ
まず、SBI証券にログインして右上の「入出金・振替」メニューをクリック。次に「外貨入出金」メニューを選びます。
次のような画面が入力されるので、振込金額をドルで入力します。
(5)振込金額を入力
入力したら「振込指示確認」のボタンをクリックします。
後は、住信SBIネット銀行のパスワードを求める画面が表示されるので、指示に従って入力していくだけで完了です。
こんな方法で1ドル4銭の手数料で円をドルに交換できます。
住信SBIネット銀行とSBI証券を行き来するのが少し手間ですが、慣れてしまえば簡単です。
米国のETFで投資をするならSBI証券+住信SBIネット銀行で
米国には多種多様なETFが上場されています。
米国全体に投資するVTIやS&P500に連動するVOO,IVV。ナスダック市場に投資するQQQや米国債券に投資するBND等、日本の投資信託やETFではカバーできない範囲に投資することができるので、ETFで投資をしたいという人も多いのではないでしょうか。
これらのETFの年間運用経費は日本の投資信託よりも遥かに割安ですが、購入手数料、為替手数料がかかってしまうことはデメリットの一つです。
長期にわたって投資を続けていれば、手数料の差はパフォーマンスに大きく関わってきます。
その手数料を少しでも抑えるために「SBI証券+住信SBIネット銀行」の組み合わせは検討の価値があると思います。
私はこのメリットを知らずに、本当にたまたま住信SBIネット銀行とSBI証券の口座を使っていたのでラッキーでした。
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私は投資信託とともにETFでも投資をしています。
ETFの配当金が株価下落時の心理的な支えになると思ったからです。
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