SBI証券が米国株の逆指値注文に対応。米国株取引で他社より有利に立てるか?
「SBI証券」の米国株取引がさらに便利に。10月7日から逆指値での取引が可能となります。
これで夜も安心して眠れますか?
SBI証券の米国株取引に逆指値注文が追加。損切・利益確定の自動化が可能に。
SBI証券は10月7日から米国株の逆指値注文に対応します。
「逆指値注文」とは文字通り「指値注文」の逆パターンの注文方法です。
指値注文は株価が指定した金額より安くなれば買い、高くなれば売却する注文方法です。
逆指値はこの逆の注文方法で、株価が指定した金額より安くなれば売り、高くなれば買う注文を出します。
■逆指値での買い注文、売り注文
SBI証券より引用
株価が上昇局面に入ったら購入、下落局面に入ったら売却といった、トレンドに沿った購入・売却を自動的に行えます。
逆指値注文が良く使われるのは、株価下落時の損切・利益確定を自動的に行いたい時です。
例えば、株を買った後、購入額より7%安い金額で逆指値による売り注文を出しておけば、突然株価が急落しても指定した金額で自動的に売却されるので、7%程度の損失で抑えることができます。
同様に株価がある程度上がった後、「最高値から5%下がったら売る」という注文を出しておけば、確実に利益を確定することができます。
どれだけ有望な米国株でも、想定外の出来事によって株価が急落することは良くあります。
そして、米国の株式市場が開いているのは日本の真夜中です。
朝起きて、自分の保有株が急落していることに気づいても手遅れ。何もできることはありません。
ですが、逆指値での売り注文を出しておけば、その損失を最小限に抑えることができるます。
これで夜も安心して眠れるってものです。
逆指値注文が可能となったSBI証券。米国株取引で他社より有利に立てるか。
これまで米国株の逆指値注文はマネックス証券しか対応していませんでした。
これを理由に、米国株取引の証券会社はマネックス証券を推す意見も多くありましたが、SBI証券の逆指値への対応でその流れも変わるかもしれません。
SBI証券が逆指値に対応したとは言え、注文方法の多彩さではマネックス証券がまだ優勢です。
マネックス証券には「トレールストップ」という注文方法があります。
これは逆指値の指定金額を株価の上昇に応じて自動的に引き上げたりすることができる注文方法です。
ただ、「トレールストップ」のような細かい注文方法は無くても特に困りません。
自分で定期的に株価をチェックして、逆指値の指定金額を変えていけばいいだけですから。
これから米国株を始める人にとっては、逆指値で自動損切りができるるだけで充分ではないでしょうか。
SBI証券は住信SBIネット銀行と組み合わせることで、米国株取引の為替手数料をマネックス証券や楽天証券より安く抑えることができます。
この時点で他社よりお得に米国株の取り引きができるのに加え、今回の逆指値への対応で注文方法のデメリットもほぼなくなりました。
唯一マネックス証券に劣るのが銘柄の豊富さですが、メジャーな銘柄は問題なく取り扱っているので、特定の銘柄へのこだわりが無い限りは不便は感じません。
為替取引手数料の有利さと今回の注文方法のバージョンアップで、
「米国株投資を始めるならSBI証券で」
の流れが強くなるかもしれません。
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