おんつじの資産育成記~投資信託と米国株で楽にお金を育てる

インデックス投資と米国株の記録。流れに身を任せてお金を増やす。

VOOに投資する「SBI・バンガード・S&P500インデックス」信託報酬は0.1%未満

「eMAXIS Slimシリーズ」が席巻してきたインデックスファンドのコスト争い。

そこに思わぬ伏兵が現れました。

 

SBI証券が9月26日に『SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド』の販売を開始します。

その信託報酬は0.09264%。遂に0.1%を切ってきました。

 

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「SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド」はVOOに投資。信託報酬は業界最安値。

SBIグループは米国の資産運用会社 バンガードとの共同ブランドとなる『SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド』を9月26日から販売することを発表しました。

 

これは米国のS&P500に連動するETFである『VOO』に投資するインデックスファンドとなります。『楽天VTI』のVOO版みたいなものですね。

 

衝撃的なのは信託報酬の安さです。

 

■信託報酬(税抜)の内訳

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信託報酬は税抜きで0.058%です。消費税8%を加えると0.06264%になります。

これにVOO自身の年間経費0.03%を加えた0.09264%が実質的な信託報酬になります。

 

同じバンガードのVTIに投資する「楽天VTI(楽天・全米株式インデックス)」の信託報酬は0.1596%です。

そして、完全に競合となるであろう「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の信託報酬は0.162%です。

 

「SBI・バンガード・S&P500」の信託報酬の安さが際立ちます。

 

今までインデックスファンドで最低水準のコスト争いを演じていたのは「eMAXIS Slim先進国株式インデックスファンド」と「ニッセイ外国株式インデックスファンド」です。

この2つは先進国に投資するインデックスファンドで信託報酬は0.107892%。もう少しで0.1%を切るところまで来ています。

 

まさか、ここに来て全く別のところから信託報酬0.1%を切るインデックスファンドが現れるとは。

しかも米国株式のみに投資するインデックスファンドで。

これは驚きです。

 

なお、「SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド」はつみたてNISAでも購入できるようになる予定です。

 

積立ではVOOより「SBI・バンガード・S&P500」の方が買い?eMAXIS Slimの動向に注目

『SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド』は、かなり魅力的なファンドになりそうです。

信託報酬以外のコストを含めた実質コスト次第では、同じS&P500に連動する「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」より低コストになる可能性があります。

 

また、S&P500に投資するには外国株口座で本家のVOOを直接買うという手段もありますが、ETFの場合は購入・売却時に0.45%の手数料がかかります。

単純に毎月積み立てるのであれば、本家VOOより「SBI・バンガード・S&P500」の方にコストメリットがあるでしょう。

 

私は配当金を現金でほしいと思うようになったので、ETFで投資をしていますが、そういうこだわりが無い場合は、VOOより「SBI・バンガード・S&P500」の方が買いかなと思いました。

ただ、信託報酬は低くても、実質コストが想像より高い時はよくあるので、その点は注目しておいた方がいいでしょう。

 

私はETFでS&P500に投資しているので、つみたてNISA等の投資信託では小型株にも投資する楽天VTIを買うように棲み分けしています。

S&P500の投資信託を買う予定は今のところないので、「SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド」を買うことはないでしょう。

 

それよりも、この「SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド」に触発されて楽天VTIの信託報酬が下がってくれることを期待したいです。

 

あと、業界最低水準の低コストを信条としているeMAXIS Slimシリーズの動向にも注目です。

果たして「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の信託報酬を引き下げてくるのでしょうか?0.1%未満に?

 

さすがに厳しいかもしれませんね。どうするeMAXIS Slim?

 

他の記事の紹介です。

「SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド」は超低コストなバンガードのVOOに投資することでコスト削減を実現しています。

このバンガードのETFが低コストな理由は会社の構造にあります。

 

米国株に投資する投資信託では「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の実質コストが最安です。「SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド」は強力な対抗馬になりそうです。

 

 

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