おんつじの資産育成記~投資信託と米国株で楽にお金を育てる

インデックス投資と米国株の記録。流れに身を任せてお金を増やす。

eMAXIS Slim先進国株式の信託報酬がさらに下がる。純資産が500億円を突破。

「どこまで下がるのか。eMAXIS Slim。」

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6月25日に信託報酬を引き下げたばかりの「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」。そこから、さらに信託報酬が下がることが分かりました。

 

信託報酬以外の経費を含めた実質コストも低く抑えられており、先進国株式に投資するインデックスファンドでは、敵無しな状態となってきました。

 

eMAXIS Slim先進国株式の純資産が500億円を突破。信託報酬がさらに下がる。

「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」は先進国の株式に投資するインデックスファンドです。

6月25日に信託報酬を年率0.107892%(税込)に引き下げたばかりですが、これからは更に低い信託報酬率が適用されます。

 

理由は7月8日に純資産が500億円を突破したからです。

 

「eMAXIS Slim先進国株式」は受益者還元型信託報酬率を唄っています。

これは一定の純資産を超過した分の信託報酬率を引き下げるもので、以下のようになっています。

 

■純資産が500億円未満の部分

信託報酬率 : 0.107892%(税込)

 

■純資産が500億円以上、1,000億円未満の部分

信託報酬率 : 0.102492%(税込)

 

■純資産が1,000億円以上の部分

信託報酬率 : 0.097092%(税込)

 

これまでの信託報酬は0.107892%でした。

しかし、純資産が500億円を突破したことで、これから購入する分に関しては0.102492%の信託報酬率が適用されます。

 

今までは競合である「ニッセイ外国株式インデックス」の信託報酬と同率でしたが、これからはニッセイ外国株式の信託報酬を下回ることになります。

もちろん、先進国に投資するインデックスファンドの中では最低コストです。

 

実質コストも優秀なeMAXIS Slim先進国株式  ニッセイ外国株式を圧倒するのか?

eMAXIS Slim先進国株式は信託報酬だけでなく、実質コストの方も優秀でした。

 

7月1日に交付された運用報告書で、信託報酬以外の経費が掲載されています。 

 

■信託報酬以外の経費率

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2018年4月26日~2019年4月25日の1年間の信託報酬以外の経費率です。

この0.75%に先ほどの信託報酬0.102492%を加算した0.177492%が現在のeMAXIS Slim先進国株式の実質コストです。

 

同じ先進国株式に投資する他のインデックスファンドと比べると、これがかなりの低コストであることが分かります。

 

■先進国株式インデックスファンドの実質コスト比較

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eMAXIS Slim先進国とニッセイ外国株式が0.2%を切っていますが、その中でもeMAXIS Slimの強さが目立ちますね。

 ニッセイ外国株式も頑張っていますが、実質コストになるとeMAXIS Slimとの差が信託報酬以上に広がっています。

 

交付運用報告書を見ると分かるのですが、ニッセイ外国株式は保管費用(海外で有価証券を保管するのにかかる費用)が高いです。eMAXIS Slimの2、3倍はかかっています。ニッセイ外国株式が保管費用を改善しないと、コスト争いではeMAXIS Slimの独走が続いてしまいそうです。

 

インデックスファンドはベンチマークとする指数に、どれだけ価格を厳密に連動させるかで優劣が決まります。

運用にかかる経費が小さければ小さいほど、指数に連動させる制度が高くなるので、低コストであることは重要です。

 

今回の「eMAXIS Slim先進国株式」の信託報酬の引き下げ、そして実質コストの優秀さを見ると、「eMAXIS Slim先進国株式」が「ニッセイ外国株式」等、他の競合を引き離しているように思えます。

しかも、純資産1,000億になれば、また信託報酬が下がります。さらに低コストなファンドとなる事が期待できます。

 

この状況を踏まえると、これから先進国のインデックスファンドに投資したいと考えている人は「eMAXIS Slim先進国株式」一択が正解なのかなと思いました。

個人的にはずっと投資を継続している「ニッセイ外国株式」に奮起してもらいたいところですが。。。

 

他の記事の紹介です。

eMAXIS Slim先進国は6月に信託報酬を引き下げたばかりでした。


リターンとリスクのバランスを取った国際分散投資がeMAXIS Slimシリーズ2本で可能?フィデリティ証券のレポートを参考に考えてみました。

 

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