おんつじの資産育成記~投資信託と米国株で楽にお金を育てる

インデックス投資と米国株の記録。流れに身を任せてお金を増やす。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の実質コストが安い。楽天VTIからの乗り換えは?

低コスト競争を続けるインデックスファンド。やはり、彼らがその覇者なのでしょうか?

 

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7月1日にeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の運用報告書が交付され、実質コストが判明しました。

実業界最低コストを唄うeMAXIS Slimシリーズ。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)も、その名にふさわしい低コストでした。

 

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の実質コストは0.24%

現在のeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の信託報酬は0.162%(税抜 0.15%)です。

6月14日に信託報酬が引き下げられました。

 

これに信託報酬以外の経費を加算したのが、実質コストです。

7月1日に発行された交付運用報告書を見ると、他の経費は以下のようになっています。

 

■信託報酬以外のコスト

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これは2018年7月3日から2019年4月25日までの297日間のコストです。

1年間=365日に単純換算すると、0.065×365/297≒0.080%になります。

信託報酬の0.162%を加算すると0.242%です。

 

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の実質コストは0.242%付近のようですね。

これはかなりの低コストです。

米国株式に投資する他のインデックスファンドと比較すると一目瞭然です。

 

■米国に投資するインデックスファンドの実質コスト

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楽天VTIはもちろん、iFree NYダウ等の他のファンドと比べても、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の実質コストが圧倒的に低いです。

 

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は楽天VTIの人気を上回れるか

米国に投資するインデックスファンドは、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と楽天VTIに人気が集まっています。

 

純資産や資金流入額を比較すると、現時点では楽天VTIの方がやや優勢です。

 

【純資産】

・eMAXIS Slim米国株式(S&P500): 228.35億円

・楽天VTI :  476.91億円

 

純資産は楽天VTIの方が約2倍大きいです。

楽天VTIの方が販売開始が早いので当然と言えば当然ですが。

 

【月次資金流入額の推移】

■eMAXSI Slim米国株式(S&P500)

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■楽天VTI

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月次資金流入額は抜きつ抜かれつと言った感じです。

5月は楽天VTIが30億円超の資金流入に対し、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)はそこまでは達しませんでした。

 

しかし、今回のeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の実質コストの発表を機に、この状況が代わるかもしれません。

今まではeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の実質コストが判明していない状態だったので、

「本当に実質コスト安くなるの?大丈夫なの?」

と様子見していた人もいると思います。

 

楽天VTIや他のインデックスファンドに投資している人の中には、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の実質コストを見てから、乗り換えを検討しようと考えた人もいるのではないでしょうか。

 

今回、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が期待を裏切らない低コストであることが判明したことで、その人達がeMAXIS Slim米国株式(S&P500)に乗り換えてくるかもしれませんね。

 

でも、楽天VTIに投資をしている人はもう少し様子見してもいいでしょう。

楽天投信投資顧問は四半期毎に楽天VTIの運用コストの途中経過を公表しています。

現在、第3四半期のコストまで公開されていますが、単純にこのペースで行くと実質コストはeMAXIS Slim米国株式(S&P500)と同レベルの低コストになりそうです。

 

あと2,3ケ月すれば、楽天VTIの第2期の運用報告書が交付されると思うので、それを見てから乗り換え判断をした方がいいと思いました。

 

他の記事の紹介です。

楽天VTIの実質コストの途中経過について纏めた記事です。今のところ順調に低コスト路線を歩んでいます。


先進国に投資するインデックスファンドでもeMAXIS Slimシリーズの低コスト化は止まりません。

eMAXIS Slim先進国株式とニッセイ外国株式は熾烈なチキン?レースを繰り広げています。

 

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