おんつじの資産育成記~投資信託と米国株で楽にお金を育てる

インデックス投資と米国株の記録。流れに身を任せてお金を増やす。

【米国株】S&P500を超えている個別株は? 保有銘柄をS&P500と比較 2019年6月

個別株に投資していると、インデックス(株式指数)とのパフォーマンス差が気になるものです。

悩みに悩んで選び抜いた個別株。

せっかく時間をかけたのだから、インデックスに連動するETFや投資信託を超えてほしいと思うのが人情でしょう。

 

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私の投資資産の大半はインデックス型のETFや投資信託ですが、25%は米国の個別株です。

選んだ個別株はS&P500より良いパフォーマンスを出せているのでしょうか?

今年の株価の値動きを比較してみました。

 

なお、私の保有銘柄は以下の8銘柄です。

・Visa(V)

・マイクロソフト(MSGT)

・マクドナルド(MCD)

・ディズニー(DIS)

・ゾエティス(ZTS)

・マコーミック(MKC)

・American Water Works(AWK)

・ユニリーバ(UL) 

※ユニリーバはイギリス・オランダに本社を置く企業ですが、NY証券取引所にADRとして上場しています。

Visa(V)、マイクロソフト(MSFT)は相変わらずの強さ

最初は Visa(V)マイクロソフト(MSFT)をS&P500と比較します。

■Visa, Microsft vs S&P500

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青色がVisa、赤色がマイクロソフト、黒色がS&P500です。

Visaとマイクロソフトの年初来のパフォーマンスはほぼ同じですね。S&P500を15%ほど上回っています。

4月頃からS&P500を大きく引き離しています。

5月は米中貿易摩擦の激化でS&P500は下落しました。

Visaとマイクロソフトも下落しているのですが、S&P500と比べて、そこまで大きく下落していないです。

両社とも中国に大きく影響を受けないことが功を奏しています。

 一発逆転のディズニー(DIS)、安定のマクドナルド(MCD)

次はマクドナルド(MCD)ディズニー(DIS)です。

■DIS, MCD vs S&P500

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 青色がディズニー、赤色がマクドナルドです。

 

ディズニーは4月に急騰しています。この日はディズニーのストリーミングサービス「Disney+(ディズニープラス)」の発表があった日です。

Netflixより低コストでサービス展開されること等が好感されました。

それまではずっとS&P500を下回っていたのですが、一日で逆転!

こういうのがあるから個別株を止められないんでしょうね。。。

 

マクドナルドも面白いです。

年初はS&P500を下回る状態が続いていましたが、株価はじりじりと上昇。

5月にS&P500が下落する間も上昇を続けて、S&P500に追いついて来ました。

抜群の安定感です。

ハラハラさせるディズニー株とは対照的に、安心感を与えてくれる銘柄です。

 

米中貿易摩擦も何のその。マコーミック(MKC)、ゾエティス(ZTS)

スパイスを開発・販売するマコーミック(MKC)と、動物医薬品メーカーのゾエティス(ZTS)です。

 

■MKC,ZTS vs S&P500

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青色がマコーミック、赤色がゾエティスです。

 

マコーミックは1月に株価が大きく下落しました。決算発表で市場予測を下回ったためです。

でも、その後は順調に株価が上昇。

5月にS&P500が下落するのもお構いなしに 上昇を続け、S&P500に追いついてきました。

 

ゾエティスも株価は好調です。ペット用医薬品の売り上げ成長が続いており、決算発表の度に株価が上がっている印象があります。

ゾエティスも5月は殆ど株価が下がりませんでした。

ただ、ゾエティスのペット用医薬品は中国での売上が伸びているので、米中貿易摩擦がもたらす中国景気への影響は気になるところです。

 

祝!S&P500越え ユニリーバ。5月に加速するAmeican Water Works

最後はユニリーバ(UL)と民間水道会社のAmerican Water Works(AWK)です。

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青色がAWK、赤色がユニリーバです。

 

米国企業ではないユニリーバをS&P500と比較するのは酷かと思いきや、今年はS&P500を上回っています。

これはイギリスのEU離脱のごたごたで、ポンド安が進んだことが原因だと思います。

 

ユニリーバは海外での売上が大きいです。自国の通貨が安くなれば、為替影響で収益が増えます。この点を期待されてユニリーバの株価は上がっています。

また、NY証券所に上場しているユニリーバADRはドルで取引されます。ポンドに対してドルが高くなれば、ユニリーバADRの価格は上がります。

 

イギリスのEU離脱でユニリーバの株価が下がることを覚悟していたんですけどね。意外な強さを見せてくれて、ほっとしています。

 

そして今、私の保有株で最も強さを示すのがAmerican Water Works(AWK)です。

5月になってから株価が急上昇しています。

貿易摩擦への懸念でS&P500が下げる中、ほぼ完全な内需株である公益セクターの株は良く買われているようです。AWKもその恩恵を受けています。

 

FRBが利下げの可能性を示唆したことも大きいでしょう。

金利が下がれば、高配当な公益セクターや生活必需品セクターの株の方に投資資金が流れやすくなると言われています。

何となく公益セクターも一つ持っておきたくて買ったのが良かったです。セクター分散しておくものですね。

 

好調は一時的なもの。個別株の比率はほどほどに。

保有株をS&P500と比較してみましたが、今年は概ね好調のようです。

マコーミック(MKC)とマクドナルド(MCD)はS&P500とほぼ同じ。他の6銘柄はS&P500を上回りました。

 

ボーイングやAppleのように、中国の影響を大きく受ける銘柄が含まれていないのが良かったのだと思います。

だけど、米中貿易摩擦の激化なんて予想できるわけではないですし、ただ運が良かっただけでしょう。

今は好調な銘柄が何かの拍子に株価が急落、、、なんてこと、個別株なら頻繁にありえますからね。

特にディズニーなんて、ストリーミングサービスの期待を集めて株価が急騰したが故に、その期待を外した時の反動が怖くて仕方ありません。

 

先にも書きましたが、私の個別株の比率は全体の25%程度です。

突発的な株価暴落という個別株リスクを避けるためにも、この程度の比率に留めておくつもりです。

 

好調な時こそ慎重に。

一時の成績に気を良くして、個別株を買いまくるなんてことは無いように注意したいものです。

 

他の記事の紹介です。

個別株の銘柄選びに時間をかけてもインデックスに負ける。それならインデックス投資で時間を節約した方が有意義と言えます。

 

株価を比較するならYahoo financeが便利です。

配当込みのリターンを比較するならETF Replayというサイトが使えます。

 

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