日本株アクティブファンド スパークスの『厳選投資』2月はS&P500超え
安心感ではイマイチなTOPIXや日経平均。
そんな日本の株式指数を超えるアクティブファンドは無いの??
そんな思いで投資を始めたスパークス・新・国際優良日本株ファンド(愛称:厳選投資)は、日本の20銘柄のみを厳選して投資を行うアクティブファンドです。
2019年2月の成績はTOPIXはもちろん、S&P500を超えるハイパフォーマンスっぷりでした。
同じように、日本の30銘柄のみに投資を行うコモンズ30ファンドとともに、2月の結果を見てみましょう。
2月の厳選投資は絶好調 ソフトバンクGの株価急騰に乗っかる
「厳選投資」と「コモンズ30」のパフォーマンスをTOPIX(配当込み)と比較しました。
2月の「厳選投資」は+6.45%の増加。TOPIXはもちろん。S&P500の3.2%をも上回ってきました。
3年間にわたって、常にTOPIXを上回り続けています。
この結果だけを見るとTOPIXや日経平均のインデックスファンドより、厳選投資を買っていた方が安心できますね。
一方の「コモンズ30」はTOPIXを下回る期間が長く続いています。2月も1.03%の増加と、寂しい結果になってしまいました。
「厳選投資」の保有銘柄で、2月に好調だったのは「シマノ」と「ソフトバンクグループ」です。
自転車の部品メーカである「シマノ」は決算の結果が良かったので、株価が上昇。
「ソフトバンクグループ」は2月6日に自社株買いを発表したことで、一時ストップ高となるまで株価が上がりました。
「コモンズ30」は「クボタ」が前月比-12.3%、「クラレ」が-10.6%、「味の素」が-10.5%と足を引っ張りました。
3社ともに10-12月の決算内容が悪かったようです。
厳選投資とコモンズ30の上位銘柄(2019.02.28)
2月末時点の「厳選投資」と「コモンズ30」の上位銘柄を見ておきます。
■厳選投資 上位5銘柄
「厳選投資」は株価が急騰した「ソフトバンクグループ」が首位です。
■コモンズ30 上位10銘柄
「コモンズ30」は「資生堂」が首位です。
資生堂は2月に株価が13.4%上昇しました。米中貿易摩擦に対する懸念が後退したことが影響したようです。
資生堂は中国の売り上げが日本に次いで大きいので、米中貿易交渉の行方は見逃せないでしょうね。
厳選投資の月次レポートは企業分析が豊富
「厳選投資」で好印象なのは、月次レポートで投資銘柄の企業分析を詳細に語ってくれるところです。
今月はシマノの企業分析が4,000字以上も載っています。
大雑把にまとめると、以下のようなことが書いてあります。
- シマノの業績の推移。そこから見える競争力の高い経営。
- 潤沢なフリーキャッシュフローと自社株買いの可能性。
- 自転車部品メーカとして7~8割の世界シェアをもつシマノには競争優位性がある。
- スポーツ自転車は健康志向の高まりで、今後も需要の増加が見込める。
- スポーツ用電気自転車(e-bike)が近距離移動の手段として、需要が伸びる可能性がある。
このように、
「自分たちが投資する企業の、どこに強みがあるのか」
「自分たちが、何故この企業に投資するのか」
を詳細に説明してくれるのは、「厳選投資」を購入する人に、納得や安心感を与えてくれると思います。
他のファンドだと、経済ニュースを見れば分かるような、日本や世界市場の動向くらいしかレポートに載せないケースがありますからね。
投資信託ではなく、日本の個別株しかやらないという人にとっても、参考になると思います。
でも、投資成績が伴っていないと、どれだけ詳細に説明しても"納得"には繋がらないでしょうね。
厳選投資の投資成績があればこそ、この説明に信頼感が備わるのだと思います。
3月の日本株式市場は正念場。厳選投資は実力を見せれるのか。
3月に入ってTOPIXや日経平均は下落を続けています。
中国を始めとした世界経済の悪化が懸念されたり、内閣府が発表した景気動向指数が下方修正されたことが要因です。
「厳選投資」のポリシーは好景気時は指数並みのパフォーマンス、株価の下落局面ではダメージを最小限に抑えることにあります。
これまでもその方針を実現して、TOPIXを圧倒する成績を収めてきました。
株価の下落が予想される3月。厳選投資の実力が問われる時となりそうです。
期待を込めて見守っていきたいですね。
まあ、ダメージを最小限にしても、下がったら涙目なことには変わりないのですが。。。
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日本の厳選銘柄に投資する「厳選投資」と「コモンズ30」について纏めた記事です。
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