おんつじの資産育成記~投資信託と米国株で楽にお金を育てる

インデックス投資と米国株の記録。流れに身を任せてお金を増やす。

米国株暴落で本当に怖いことをエーザイの早期退職募集で思い出す。

最近噂される近い将来の株式市場の急落。それによる自身のリスク資産の暴落。

現実に起きたらうろたえてしまうだろうが、それ自体は絶望するほどのものではないです。

なぜなら、働いて定期的な収入を得ているから。

例え今の保有株式が半額になっても、働き続けていればその収入で損失を埋めることができます。

そう。会社員である私たちは優秀なキャッシュフローマシーンなのだと思います。

株価下落を補填できるだけのキャッシュフローを持っているのであれば、そこまでリスクに過敏になることはない!

 

。。。。

じゃあ、そのキャッシュフローが途絶える可能性は考えなくていいの?

「エーザイの早期退職プログラム」の報道を見た時、そんな事を思いました。

え?早期退職プログラムって本当に募集するんですか?

ご存知の方も多いでしょうが、国内製薬会社の大手「エーザイ」の早期退職者募集に予定の3倍である300人が応募したようです。エーザイは総額66億円もの割増退職金を支払います。

 

このニュースを見た時、思いました。

 

「ほえ~。やっぱり、早期退職プログラムって表立って募集するのが普通なのかな~」

 

 

私が勤めている会社でも早期退職の募集はありました。私が入社するより前の話なので、先輩から聞いた話ですけど。

年齢制限もかけずに募集したところ、案の定20代、30代の人が多く応募してしまうという、会社にとって好ましくない結果になったようです。

そりゃそうですよね。若ければもっといい会社に転職できるチャンスは豊富にありますし、さらに退職金を割増にしてくれるなんて。応募する側にはまたとないチャンスです。

 

エーザイの場合は応募の条件に「45歳以上で勤続5年以上」という条件があるらしいので、将来有望な若手が流出ということはないのでしょう。

それでも応募した人の中には貴重な戦力だった人がいるのではないでしょうか。

優秀で行動力のある人は年を取っても一つの勤務先にこだわらず、よりよい条件や環境を求めて動くものだと思います。

「ノバルティスファーマ」とか「グラクソスミスクライン」とかに行ってしまうのかも。

 

私の会社の話に戻します。

早期退職プログラムは有望な人材が多数流出してしまうことを痛感したせいか、それ以降会社側は早期退職の募集をしなくなりました。

表立っては。

 

でも、たまに裏で行われているようです。

 

ボス「"部下"君、ちょっと時間ある?」

部下「はい。何でしょう?」

ボス「この前の面談でこの分野の仕事がしたいって言っていたよね?」

部下「は~。まあ、できればの話ですけど。」

ボス「でも、うちの会社はそっちの分野には力を入れていないからね。希望をかなえるには時間かかっちゃうかな~」

部下「そうですか。でも、今の仕事も勉強になるので頑張ります。」

ボス「いや。こういうの募集してるんだけどね。どう?応募してみる?」

部下「。。。。。。」

 

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     意気消沈する部下君

 

本社から人員削減のノルマを与えられた"ボスさん"に早期退職を他薦されてしまう"部下君"の会話です。

 

こうして我々の仲間は去っていく。

 

実際にそんな会話を直接聞いたことあるわけじゃないですけどね。

人員削減が始まるとこっそりと早期退職に応募を勧められる人がいるのは事実のようです。

 

こんな話を聞いている自分としては、正々堂々早期退職の募集をかけるエーザイは誠実だな~と、わけわからないことを思ってしまいました。

でも、エーザイの早期退職も応募ではなく、他薦の人もいますよね。きっと。

 

退職奨励、スピンオフ。危機は突然やってくる?

エーザイの早期退職募集は自分の意志で計画的に退職できるから問題ないですが、前述した例のように突発的にに会社を辞める羽目になったら「株価下落を補うキャッシュフロー」が一時的に失われてしまうかもしれません(失業保険あるけど)。

 

え?真面目に働いていれば大丈夫?

 

最近そこに疑問を持っています。

私の勤務先はアメリカの企業の日本法人です。アメリカの株式会社にとって最優先は顧客や従業員ではなく、株主でしょう。

ということは、、

 

アメリカの景気が悪くなる。

⇒会社の業績が悪くなり、株価も急落。

⇒コストカットしないと株主還元できない。従業員削減だ。

⇒う~ん。アメリカ本社より先に海外の社員減らすか。

⇒日本。よろしく!

 

こうして私の保有する米国株の株価と給与所得によるキャッシュフローが同時に下落するという負のコンボが実現するのです。

 

うん。あり得なくはないかな?

 

でも、正直言うと今の自分が人員削減の対象になるとは思えないです。もっと高齢で高給取りの人から減らしていく気がします。(この油断も危ないかも)

 

それよりあり得るのはスピンオフ、分社化です。

ペプシコの株主がスナック菓子のフリトレーを分社化しろと要求しているように、アメリカ企業がある部署をごっそり分社化して経営効率を引き上げるなんて日常茶飯事です。

実際に私の会社でも既に何度もスピンオフしていますしね。

 

今、自分が所属している組織がスピンオフして分社化する。

これは充分にあり得る話です。

私が所属している部署、会社のメインストリームの分野から少し外れてるし!

 

スピンオフしたら給料どうなるんだろう。減るのか?

なくなるわけではないですけど、自分のキャッシュフローが小さくなる可能性はありますね。

  

もしものことを考えておいた方がいいかな?

こういうことを考えると

「株価が下落しても働いているから余裕だ!」

なんてことは簡単に言えないです。

株価下落が給与所得の減少につながる可能性がありますし。

 

特に米国株式が投資のメインで、米国企業の日本法人で働いている自分はその可能性が人より少し大きいのではないか??

と思ってしまった。

 

もしものことが起きたとき、私はどうするのだろう。

他の会社に転職? 会社に勤めずにやっていく?

どちらにしても、お金を生み出せるようなスキルを身に着けておくことを日々意識しないとダメなんでしょうね。

副業で給与収入を一つに限定しないというのも、そのための有効手段なのでしょう。

 

今の仕事にあぐらを書いて投資に熱中するのではなく、外に出てもお金を稼げる手段をいつまでも探し続けなければいけないと思いました。

 

生活するって大変なんだな~。

 

 

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