おんつじの資産育成記~投資信託と米国株で楽にお金を育てる

インデックス投資と米国株の記録。流れに身を任せてお金を増やす。

個別株とETF・投資信託 それぞれに投資する目的をはっきりさせたい

先週、Johnson&Johnson(JNJ)とペプシコ(PEP)を売却しました。

売却した資金はETFに付け替えています。

 

JNJの売却分は元々保有しているヘルスケアセクターETFのVHT。

PEPの売却資金はS&P500に連動するETFであるIVV(iShares Core S&P 500 ETF)に充てました。 

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昨年末に一部損切していたので、大した金額ではないのですが。。

 

 

何でこの2銘柄をETFに変えたのか?

興味本位で始めた米国個別株の目的を振り返った結果、保有しておかなくていいかな~と考えたからです。

 

というわけで、個別株投資の目的を整理してみました。

 

インカムゲインかキャピタルゲインか

個別株投資の目的の前に、自分が株式投資で何を得たいかを整理しました。

株式投資で得られる利益は2種類に分かれます。

配当金による利益=「インカムゲイン」と株価の変動によって生じる売買差益での利益=「キャピタルゲイン」です。

どちらを重視するのか、その人の年齢や保有資産等によって変わると思います。

 

私は2015年末にインデックス投資を始めました。当時は配当金のことなんて何も考えてなかったので、キャピタルゲインが目的だったことになります。

今後もキャピタルゲインを重視したいです。

現在、私の株式運用の資産は1,200万円程です。

配当金を重視して資金の全てを高配当株につぎ込んでも、配当利回りが年間3%と仮定した場合、年間30~40万程度の配当金です。

少し寂しい。

その配当金を再投資していけば少しずつ増えていくのでしょうけど、時間かかりそうです。

配当金をメインの目的にするのは、もっと資金が貯まってからの方がいいのでは?と考えています。

今は配当金よりキャピタルゲインの方に比重をおいて資金を増やしていきたいです。

 

個別株かETF・投資信託か

キャピタルゲインを得るには個別株がよいのか、インデックス型の投資信託やETF中心が良いのか。

私は迷わずインデックス型の投資信託・ETFです。

キャピタルゲインを目的とした場合、個別株の銘柄選定は大変だと思います。

過去の業績や将来性の調査、四半期ごとの決算チェック。それらに時間をかけて銘柄選定をしても、何かを機に株価が急落する可能性があります。

それであれば、S&P500のように過去に右肩上がりで値上がりを続けている株式指数に投資し、市場平均並みのキャピタルゲインを得る方がリスクが低いと思います。

 

ここで言うリスクは、個別株が市場平均以上に暴落するリスクはもちろん、

「銘柄分析に時間かけたのにS&P500のが上。。。あの時間無駄だった?」

的なリスクも入ります。

 

個別株の場合、頑張って複数の銘柄を選定し、その銘柄に振り分ける金額も検討しなければなりません。それでも市場平均以上の結果が出るかは分かりません。

それよりは株式指数に連動するETF・投資信託にどのくらいの金額を投入するか、という点に考えることを絞った方が、考えた時間と得られる利益のバランスが良いと思うんですよね。

少なくとも個別株のみでキャピタルゲインを狙うのは私の能力では無理でしょう。

 

あと、インデックスが値下がりしても

「あ。景気悪いんですね。」

くらいでスルーできますが、個別株が急落するとそわそわしてしまいます。

個別株の投資歴が短いからかもしれませんが、インデックスをメインにした方が落ち着いて投資を継続できそうです。

何のための個別株投資か?

ここでようやく

「じゃあ、何のために個別株やっているの?」

という話になります。

私が米国の個別株を本格的に始めたのは2017年末です。それまではインデックス型の投資信託を毎月積み立てるだけでした。

そこに退屈を感じてしまったのと、インデックスより少しだけ利益を増やせないかと欲を出したのが個別株投資を始めた理由です。

( 書いてみると完全に失敗するパターンにしか見えない。。)

 

インデックス投資だけやっていた時は株価も見ず、世界の市場で何が起きているのか関心を持たない日々でした。それは投資と言えるのか?という気持ちもあるので、個別株を始めたのは失敗ではないと思っています。

 

ただ、インデックスに勝ちたいという欲を大きくしすぎると、せっかくインデックス投資で得た利益を相殺する損失を出す可能性もあります。

なので、個別株に比重を置くのは危険と考えています。

個別株投資は運用資産全体の2~3割程度に留め、比較的値動きの激しくない個別株を買って、少しだけ市場平均を超える利益を得られればいいかなという感じです。

 

JNJとPEP売却の理由

これが冒頭のJohnson&Johnson(JNJ)とペプシコ(PEP)売却の理由に繋がります。

運用資産の2~3割の個別株。

その僅かな個別株は何のために買うのかというと、前述したとおり市場平均より少し利益を大きくしたいからです。

この利益はキャピタルゲインです。これも先に述べた通り配当金のためではありません。

 

つまり、保有する個別株はS&P500より株価が上がってくれる必要があります。

将来のことは分からないので、過去10年でS&P500より株価が上がっている銘柄のみ保有を継続したいと考えました。

 

Johnson&Johnson(JNJ)とペプシコ(PEP)の株価は過去10年でS&P500の上昇率には及ばず、保有基準から外れたのでETFに付け替えることにしました。

 

■JNJ,PEP,S&P500,VHTのチャート

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 黒がS&P500、その上の黄色がVHT。赤がPEP。青がJNJです。

 

投資のメインは投資信託とETF。個別株は慎重に。

これで私の保有している個別株は以下になりました。

  • Visa(V)
  • Microsoft(MSFT)
  • マクドナルド(MCD)
  • Disney(DIS)
  • マコーミック(MKC)
  • ゾエティス(ZTS)
  • アメリカン・ウオーター・ワークス(AWK)
  • ユニリーバ(UL)

 

ユニリーバ以外は過去10年でS&P500より上がっている銘柄です。期間変えれば違いますけど。

ユニリーバは何故か見放せないのです。せっかく買った銘柄、いっそブレグジットでどうなるかを見てみたい。少ししか保有していないですし。

 

先にも書いた通り、これらの個別株への投資は株式資産の2-3割に留めたいです。

インデックスより利益が少し出れば儲けものというスタンスで臨みたい。

長期のリターンがS&P500を下回り始めたら、売却してETFに付け替えるかもしれません。

 

今後も投資のメインはインデックス投資です。楽天VTI、IVVを投資先の中心にします。

 

米国全体に投資する楽天VTIとIVVを両方買ってもパフォーマンスに大差はないですが、一度に大きめの金額を投資する際は経費の小さいIVVを、つみたてNISA分や投資金額が小さい場合は楽天VTIを買います。

あと、ヘルスケアセクターのリターンにも期待しているので、VHTをスポットで購入してS&P500よりヘルスケアセクター比率を少し高める予定。

 

これで投資方針固まるでしょうか?

年初に書いた投資方針から早速変わってますけどね。

けっこう衝動買いしてしまったりで投資方針がぶれぶれなのですが、唯一ぶれていないのが投資資金の大半をインデックス投資に充てるという点です。

ここがぶれたら本格的に失敗しそうです。

 

個別株とETF・投資信託。何が投資のメインなのか、個別株は何のためにやっているのか?という点を見失わないようにしたいです。

 

 

配当金生活できるだけの資金が欲しい。。。

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