米国株 今週のイベント JPモルガンの決算とIMF世界経済見通しに注目
最近、株もドルも高いですね。
中国の製造業PMIが回復して、世界経済減速の懸念が一時的に後退したことが大きいようです。
ロウソクの炎が消える前の最後の輝きでなければいいんですけどね。
さて、今週の世界の株価はどうなるのか? 注目イベントをチェックしてみました。
IMFの世界経済見通しの発表や、JPモルガンを始めとした米国企業の決算発表など、今週も株価に影響しそうなイベントがあります。
4/8~4/12 株式市場の注目イベント IMF世界経済見通し発表は4月9日
4/8(月)~4/12(金)に予定されているイベントをまとめました。
◆4月8日(月)
・米国 ISM製造業受注指数(2月)の発表
◆4月9日(火)
・IMF 世界経済見通しの公表
◆4月10日(水)
・米国 FOMC議事録の公表
・米国 財政収支、消費者物価指数の発表
◆4月11日(木)
・G20財務相・中央銀行総会議
・中国 消費者物価指数(3月)、生産者物価指数(3月)の発表
・米国 新規失業保険申請件数、生産者物価指数(3月)の発表
・インド下院総選挙開始
◆4月12日(金)
・米国 輸入物価指数の発表
・中国 貿易収支の発表
注目は9日のIMF世界経済見通しの公表です。
IMFは1月に世界経済の成長率を今年は3.5%、来年は3.6%に引き下げたのですが、今回の発表ではさらに下方修正するようです。
イギリスのEU離脱や米中の貿易摩擦が世界経済を不安定化させていることが要因です。
インドに投資するETF「EPI」を保有している私としては、11日から始まるインドの下院総選挙に注目しています。
開票日は5月23日ですから、それまで値動きが大きくなったりするのでしょうか。
あまり株価を見ないようにしたいです。
インドの総選挙の結果は、新興国に投資するインデックスファンドの値動きにも影響すると思います。
4/8~4/12 決算スケジュール JPモルガン,ウェルズ・ファーゴの決算に注目
4/8(月)~4/12(金)に予定されている決算発表は次の通りです。
◆4月10日(水)
・デルタ航空
◆4月12日(金)
・JPモルガン
・ウェルズ・ファーゴ
4月12日にJPモルガン、ウェルズ・ファーゴの決算があります。
この2つの企業に注目、というよりはこの日を皮切りに米国企業の決算が立て続けに発表されます。
JPモルガンは株価の時価総額でも世界のTop10に入る金融機関です。この企業の株価がS&P500等のインデックスに与える影響は決して小さくないでしょう。
ウェルズ・ファーゴも時価総額Top50には必ず入る金融機関ですし、この2社の決算発表が期待より良いものであれば、来週以降の決算にも期待感が集まって、株式市場に良い影響を与えるのではないかと思いました。
まあ、今週よりも来週以降の決算発表の方が面白そうです。
4月の決算スケジュールは以下の記事にまとめてあります。
参考記事:【米国株】アメリカ 2019年4月~5月の決算発表スケジュール
米国も新興国も株価が好調。今週も続くのか?
最後に米国と現在絶好調な新興国の株価チャートを見ておきます。
■iShares S&P500 ETF(IVV) 3年週足チャート
米国のS&P500に連動するETF「IVV」の週足チャートです。
過去最高値が間近ですね。黄色の13週移動平均線が、青色の26週、赤色の52週移動平均線を追い抜き、ゴールデンクロスを形成しています。強気な動きです。
■VWO 3年週足チャート
新興国に投資するETF「VWO」の週足チャートです。
こちらも順調に上がっていますが、昨年初めの高値はまだ遠い状態です。
それだけ上昇余地があるとも言えるでしょうか。
最近の株価の好調さは、中国の経済指標が改善したためだと言われています。
それであれば、11日に発表される中国の生産者物価指数、消費者物価指数が市場予想を下回らないか等は意識しておいたほうがいいのかも。
IMFの世界経済見通しが、どれだけ下方修正されるのかも注目ですね。
今年はずっと株高が続いていますが、この上昇が1年間続くわけはなく、どこかで下落する日は絶対に来るでしょう。
その下落時にETFをしっかりと買えるように心の準備はしておきたいものです。
他の記事の紹介です。
最近株価が好調なインド。4月11日から下院総選挙が始まります。
個人的には米国企業の決算より、こっちが気になります。
目まぐるしく動く世界の株価ですが、MSNマネーというアプリであれば簡単にチェックできます。
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