VTI,VXUS,BND,BNDX etc バンガードが投資初心者にお勧めするETF 13選
バンガード社はVTIやVOO等のETFでお馴染みのアメリカの資産運用会社です。
多種多様なETFを販売している同社が、投資を始めるにあたってお勧めのETFをホームページ上で紹介しています。
紹介されているETFは13銘柄。
低コストで世界中の株式、債券に投資できるETFが名を連ねています。
バンガードのおすすめETF
「投資を始めるなら、このETFの中からポートフォリオを作りましょう」
そんな感じでバンガードが推奨するETF13銘柄です。
【株式ETF】
・VTI(Total Stock Market ETF)
米国全体の株式に投資するETF。経費 0.04%
・VXUS(Total International Stock ETF)
米国以外の全世界の株式に投資するETF。経費 0.09%
・VOO(S&P500 ETF)
S&P500の株式に連動するETF。経費 0.04%
・VXF(Extended Market ETF)
米国の中・小型株に投資するETF。経費 0.08%
・VEA(FTSE Developed Markets ETF)
米国以外の先進国の株式に投資するETF。経費 0.07%
・VWO(FTSE Emerging Markets ETF)
新興国の株式に投資するETF。経費 0.07%
【債券ETF】
・BND(Total Bond Market ETF)
米国の債券に投資するETF。経費 0.05%
・BNDX(Total International Bond ETF)
米国以外の国の債券に投資するETF。経費 0.09%
・BIV(Intermediate-Term Bond ETF)
米国の中期債券に投資するETF。経費 0.07%
・BLV(Long-Term Bond ETF)
米国の長期債券に投資するETF。経費 0.07%
・BSV(Short-Term Bond ETF)
米国の短期債券に投資するETF。経費 0.07%
・VTIP(Short-Term Inflation-Protected Securities ETF)
米国の短期インフレ連動債に投資するETF。経費 0.06%
・VTEB(Tax-Exempt Bond ETF)
米国の非課税債に投資するETF。経費 0.08%
バンガードがこれら13銘柄を推奨している理由は以下です。
・低コスト
ETFのコストは利回りに大きく影響します。これらのETFの年間経費は全て0.1%を切っています。日本のインデックス型の投資信託と比べるとかなりの低コストです。
・分散性の高さ
市場全体に投資できるETFを推奨しています。そのため、高配当株に投資するVYMのようなETFは登場しません。シンプルに市場平均を狙えば十分ということでしょうか。
・流動性
流動性=売買頻度 が小さすぎるETFでは売買が成立しない時があるので、流動性の高さは重要です。
まあ、バンガードのETFで流動性が低いものがあるのか不明ですが。。。
VTI、VXUS、BND、BNDXだけで世界の株式、債券に分散投資可能
13銘柄あっても悩んでしまうという場合、以下の4つの組み合わせだけでも充分としています。
・VTI ・・・米国全体の株式に投資
・VXUS ・・・米国以外の株式に投資
・BND ・・・米国の債券に投資
・BNDX ・・・米国以外の債券に投資
この4つだけで、米国と米国以外の国の株式、債券に低コストで投資するポートフォリオが構築可能です。
私たち日本人が為替リスクを負ってまで、リターンの低い債券ETFに投資した方が良いかは意見が分かれるところでしょう。
バンガードはアメリカの会社ですから、これもアメリカに住んでいる人向けの話だと思います。
VTI、VXUSで世界中の株式に投資するのは、シンプルでいいかなと思いました。
私ならVTIを70%、VXUSを30%くらいにして米国株を多めにしておきたいです。
バンガードは全世界に投資可能なVTも販売していますが、これだと米国株の比率が50%くらいになり、リターンが低くなりがちです。
その点、VTIとVXUSの組み合わせなら、米国株の比率を自由にコントロールできるのが良いです。
ETFには高配当株、連続増配株に投資するもの、セクター別に投資するもの等、色々なETFがありますが、往々にして市場全体に投資するETFにパフォーマンスで劣りがちです。
あまり凝ったことせずに、VTI、VXUSで世界全体の株式にシンプルに投資し続けた方が良い結果を生むのかもしれませんね。
それでも、ETFや個別株の組み合わせを考えるのは楽しいので、やめられないのですが。。。
他の記事の紹介です。
投資信託とETFはどっちがいいのか?投資を始める際の悩みどころの一つです。
ETFの配当金は長期投資の手助けになると思います。
バンガードのVTIとVTのポートフォリオ、利回りを比較した記事です。
過去の成績は米国だけに投資するVTIの方が利回りが良いです。
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