おんつじの資産育成記~投資信託と米国株で楽にお金を育てる

インデックス投資と米国株の記録。流れに身を任せてお金を増やす。

ゾエティス(ZTS) 2018年Q4 決算 ペット用医薬品の伸びが止まらない

世界最大の動物用医薬品メーカ ゾエティス(ZTS)

2018年Q4の決算は市場予測を超える好決算でした。

 

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ペット用医薬品が好調血液検査機器メーカAbaxis(アバキス)の買収効果もあり、売上、EPSは市場予想を超えました。

 

安心・安定の決算で、株価も上がっています。

 

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久しく忘れていた、好決算が株価に跳ね返るこの感じ!

ありがとう、ゾエティス。信じてたよ~~

。。。朝起きたら下がっているとかないよね?

 

アメリカでペット用医薬品が好調 Q4、年間ともに増収・増益

ゾエティス(ZTS)のQ4の決算結果です。

■Zoetis(ZTS) 2018年Q4決算

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売上高は15.6億ドル。これは市場予測の15.2億ドルを超えました。

調整後EPSは0.79ドル。これも市場予測の0.77ドルを上回っています。

 

2018年の年間決算も好結果です。

■Zoetis(ZTS) 2018年 年間決算

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売上は前年から10%増。純利益は30%近く増えています。

 

この好決算に貢献したのはペット用医薬品です。

ゾエティスにはペット向けの医薬品を扱う「Companion Animal」部門と、牛や豚などの家畜用の医薬品を扱う「Livestock」部門があります。

各部門別の売上高を見てみましょう。

 

 ■部門別売上 アメリカ国内

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アメリカ国内では「Companion Animal」部門の売り上げが26%増加しています。

前期(Q3)では20%の増加でした。ペット用医薬品の売上の伸びが加速していますね。

2018年に買収した血液検査機器メーカの「Abaxis(アバキス)」や「Simparica(シンパリカ)」等の新製品が売り上げの伸びに貢献したようです。

 

ちなみに、Simparicaは犬用のノミ・マダニ駆除薬品です。

日本でも売っています。

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「Livestock」部門も3%の増収です。こちらは家禽用の製品(抗生物質入りの飼料)の売上が増加したようです。

 

前年と比べて「Companion Animal」部門の売上の伸びが顕著ですね。

「Livestock」部門を完全に逆転しました。

 

それだけアメリカではペットにお金をかけて、大事にするようになっているということでしょうか。

アメリカは犬や猫の飼育数が世界一位です。ゾエティスはその恩恵を受けれる企業の一つですね。

 

■部門別売上 アメリカ国外

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アメリカ国外では「Companion Animal」部門の売り上げが7%増加です。少し低いように思えますが、これは為替、特に新興国の通貨安の影響を受けています。

為替影響を除くと14%の増加です。

前期(Q3)は18%の増加でしたので、上昇率は少し減りました。それでも売上が拡大し続けていることに変わりありません。

アメリカ国外でも「Abaxis(アバキス)」の買収効果、「Simparica(シンパリカ)」、猫用のノミ・ダニ駆除薬「Stronghold Plus」が売上に貢献しました。

 

年間を通してもペット用医薬品の売上増加が顕著です。

   ■年間の部門別売上

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「Companion Animal」部門はアメリカ、アメリカ国外ともに20%近く売り上げを伸ばしています。

 

アメリカ国外では「Livestock」部門、家畜用の製品の売上の方が大きいですが、ペット用医薬品も大きく伸びていますね。

 

アメリカ国外では中国の伸びが大きい ペットブームの影響?

アメリカ国外では中国での売り上げの伸びが目立ちます。

 

■アメリカ国外の年間売上(単位:億ドル)

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中国の売り上げは前年から21%増加しています。

中国の犬・猫の飼育数はアメリカに次いで世界2位です。

最近の中国ではペットブームです。一人っ子政策の影響で兄弟・姉妹がいない子供が多いので、子供にペットをプレゼントする親が増えているとか。

市場規模は2.8兆円と言われているそうです。

これもゾエティスにとっては追い風ですね。

2019年も成長が続くか ゾエティス

ゾエティス(ZTS)は2019年のガイダンスも発表しています。

調整後EPSは3.42$~3.52$

売上高は61.7億$~63億$です。

市場予測はEPS 3.45$、売上63億$なので、市場の期待に沿っています。

そりゃ~、株価も上がりますか。

 

ゾエティスのホアン・ラモン・アレックスCEOは、今後も成長を持続するために戦略的な投資を継続していくと述べています。診断機器やデータ・アナリティクスの分野を拡大していきたいと言っていますね。

そして、株主には「excess capital」をリターンしてくださるそうです。

 

「お前らにどでかいキャピタルゲインをあげるよ」という意味ですか?

 

ペット分野でのアメリカ国内、国外での成長ぶりを見ると、期待できるかもしれませんね。

 

ペットってすばらしいですね~~(何か違う?)

 

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